こんにちは。テトです。
10月上旬某日に、3泊4日で北海道・新千歳~函館を相棒のロードバイクとともにロングライドでソロキャン・旅行してきたので、その道程を書いていきたいと思っています。
よろしくお願いします。
きっかけ
北海道は私が訪れたことのある都道府県の中で一番「もう一度行きたい!」と思える場所なんです。自然は豊かだし人は優しいしサラブレッドにも会えるしラーメンは美味いしメロンも有名だし、何と言ってもいくらが超美味い。
「毎年1回は北海道に旅行していくらを食べに行く」というのを社会人になってからの人生の1つの糧にしようとしているくらいなので、それはもう北海道にゾッコンなのです。
『人生の夏休み』こと大学生である今、時間が有り余ることに定評があるので、今年の夏は特に「北海道旅行、しようかな」というのが選択肢の1つにありました。
しかし、大学生というのは時間はあってもお金は足りないもの。アルバイトをしているとはいえ、北の大地に旅行なんて行ったら学生程度のなけなしの貯金なんてすぐ吹っ飛んでしまいます。
「社会人になってからのお預けかなぁ……」と思いながら、夏は過ぎ、北海道旅行の選択肢もいつの間にか消え去り、秋が訪れました。
その日、バイトでいつものように仕事を終え、事務所で後輩たちと話していると、有休の話になった。インターンで長期休暇をもらっていた人が有休を消化したらしい。
「有休か、いいなぁ」
「有休使えばいいじゃない」
「僕はインターンみたいな有休使う尤もらしい理由なんてないですよ」
「尤もらしい理由作ればいいじゃない」
そんな後輩たちの会話をぼーっと聞いていた。
「例えば、そう、どこかに旅行に行くとか」
……ん? 旅行?
その言葉を聞いた瞬間、私の内に秘められ気づかず忘れ去られていた何かがこみ上げてくる感覚がした。
後日、先輩に有休のとり方をさらっと聞き、そのついでに、ちょっと疑問に思っていたことを聞いてみました。
「でも、有休って辞められる前にまとめて取る人が多いですよね。それが定石なら、僕も辞めるまであまり取らない方がいいんですかね……」
「違う違う、その逆で、あまりまとめて取らない方が助かるらしいよ」
知らなかった。そうなのか。
例えるならば有休は大富豪におけるジョーカー。いつでも使える最強のカード。しかし、最後に上がるためのカードとして取っておくことはやがて反則負けに通ずる。
ならば。使わせてもらおうか……有給休暇とやらを。
……というわけで、有給休暇を使うために旅行に行ってきました。少しくらいは旅行費の足しになるかな……という感じ。それでも全然交通費すら賄えませんが、なんだか有休に「旅行に行け」と言われているような気がしたので……北海道に行くなら季節的に今が限界と思い、急いで旅行の計画を立てることにしました。
目的
最大の目的は「いくらを食べる」ですが、次点で「『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地巡礼をする!」という目的があります。
てか最近、主にサークルの人に「最近何してるの? 聖地巡礼?」って言われるほど聖地巡礼キャラが定着してる……言うほど俺聖地巡礼してるか……?
ヘキサのほうが聖地巡礼してるぞ……しかも沼津に何回も…………
ラブライブ!サンシャイン!!の聖地巡礼に行ってみた@沼津ずらぁ☆ - テトたちのにっきちょう
ラブライブ!サンシャイン!!聖地巡礼@また沼津ぴぎぃ☆ - テトたちのにっきちょう
今回は『ラブライブ!サンシャイン!!』2期8,9話の舞台であり、Aqoursのライバル・Saint Snowの生まれ育った函館を聖地巡礼していこうと思います。
なので函館を訪れることは絶対条件ですね。
そこで、とりあえず東京―函館間の飛行機代などを調べてみることに。
……
…………
………………たけぇ!!!!!
なんじゃこりゃ!片道2万とかザラじゃねぇか!これじゃ新幹線使っても大差ないよ!!!
函館空港を利用する運賃が爆高すぎる。新千歳空港にはLCC使えば1万以内で行けるのに……
……ん? 新千歳空港?
そういえば、過去に家族旅行で北海道に行った時も、函館に降り立って出発して(レンタカーで)札幌に向かって新千歳の飛行機で帰った気がする。
今回もそうすればいいんじゃね?
と、いうことで、新千歳空港を旅行の出発点とし、函館まで下っていって函館から新幹線に乗って帰るルートで旅行に行くことにしました。
そうなると気になるのが交通手段。
ベストは自分の足として使えるレンタカーですが、一人旅で使うにはちょっと値が張る……
聖地巡礼で色々な場所を巡るにしても、車だとちょっと小回りが利かないな、とも思う。
悩む私に天使か悪魔か、囁かれたその一言はこの旅と私の運命を変えた。
ロードバイク、持ってはいるものの、今までほぼ通勤や隣町への買い物ぐらいでしか使ったことがなく、ロングライド自体が初めて。しかも今回は輪行を使った異郷の地での数日間の旅。出発してしまえば後戻りは困難。どう考えても初心者が踏み込んでいい領域ではない。しかし……
「ゴールに辿り着かなければ故郷に帰れないサバイバルロングライド……超楽しそう!!!」
度し難いぞオーゼン。
そんな向こう見ずな発想で今回の自転車旅の計画へ。ロードバイクのメンテの仕方を最低限わかっていれば大丈夫だろうと。また、北海道の道南を2泊3日ペースで走破している御方のブログもネット上でちらほら見かけたので(百戦錬磨のローディーの方を初心者が参考にするな)、いける! と思ってしまいました。
そして最高に度し難いのが道中の宿泊について。
3泊4日の北海道旅、毎日個室の宿に泊まるのはちょっと出費がかさむ……(ライダーハウスも知らない人と仲良くなれて楽しそうだけど、テトは他人と同部屋で眠れたためしがないのである)ので、この際テントも持って行ってソロキャンも兼ねてしまおうと!
ここまでならまだいいものの、問題はそのテントをバックパックに入れて背負ってロングライドしようと思ってしまったのである!
テントも昔父と使っていた登山用の2人用テントだから軽いわけではないし、その登山の感覚で「バックパックに背負っていくもの」という感覚でいた……ロードバイクにそんな荷物を積み込める装備にするにはお金がかかるし、なんにせよ舐めきっていた。10kgを背負ってロングライドする辛さを。
どうなったのかは言うまでもありませんが、こんな旅の道程をこれから記事にしていきたいと思います。
結論として、今回の旅の目的はと言うと、
- 函館でいくらを食べる!
- 函館でラブライブ!サンシャイン!!の聖地巡礼をする!
- ノーザンホースパークでウインドインハーヘア(ディープインパクトのお母さん)にお悔やみの言葉を伝える
そして、旅の目標は、
- ロードバイクで270km走破する!
- 3泊のうち2泊をソロキャンする!
- 生き延びる!
なんでこいついつも死にかけながらキャンプしにいくんだよ……
装備
まずは旅の相棒から。
Giant(ジャイアント) TCR COMPOSITE 3( Giant TCR コンポジット 3) ロードバイク 2013年 Mサイズ
- 出版社/メーカー: Giant(ジャイアント)
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
だいぶ昔に買ったので型番とか憶えてないんですけど……(旅の相棒の名前を知らないクズ)
俺はこいつと旅に出る(キリッ
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) コンパクト輪行キャリングバッグ 防水リップストップ素材 【ショルダーベルト・固定用タイベルト・収納袋 付属】 DCB328-BK
- 出版社/メーカー: ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
「輪行」と検索して適当に安いやつを選びました。普通に使えました。電車や飛行機に持ち込むためにはこれとエンド金具必須。
マジでロングライドとかしたことないのでそういう装備全然持ってなくて、これだけ買いました。サイクルジャージとかはなくても大丈夫でした。
サイクリング時の服装としては上はピッタリとしたインナーに半袖のスポーツウェア、下はこのサイクルパンツの上にレギンス、軽い半ズボンでした。10月の寒い北海道でも雨の降らないうちはこの服装でちょうど涼しいくらいで快適でした。
元々、自転車で旅をしたくなったのがとあるモトブロガーの動画を見た影響もあるので、自転車にスマホを取り付けて撮影する用に買いました。スマホを横向きにつけて横ワイドで撮影できるのが決め手で購入。ただ、Google Mapsで道案内を聞きながら動画撮影するという負荷をスマホに与えたところ一瞬で充電がなくなってしまったので、初日でお役御免となりました。やっぱりカメラ単体で買わないといけんね。
[マイケルリンネル] Big Backpack ML-008 ML-008 Black/Yellow
- 出版社/メーカー: Michael Linnell
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
バックパックはこれ。普段でも使ってましたがボタンが閉まらなくなるほど物を入れたのは初めてでした。
モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム1型 [1?2人用] ゴールデンオレンジ 1122490-GDOG
- 出版社/メーカー: モンベル(mont-bell)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
昔父と登山に行っていた時に使っていたもの。モンベルのテントは軽くて丈夫で快適。
昔父と登z(以下略
超コンパクトでかさばらない上にしっかり暖かいので、荷物が制限されるツーリング・ロングライドにはうってつけ。
(モンベル)mont-bell ドライテック レインウエア Men's 1128297 GDOG ゴールデンオレンジ S
- 出版社/メーカー: mont-bell
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
モンベル三銃士を連れてきたよ
これもかさばらないし、蒸れにくいので自転車旅にはぴったり。ただ、自転車乗りたるもの裾バンドは忘れずにつけましょう(1敗)。
レインウェアは使う場面が来ないに越したことはないのですが、今回の自転車旅では大活躍でした(皮肉)。
コールマン アウトランダー マイクロストーブ PZ 203535 【日本正規品】
- 出版社/メーカー: コールマン(Coleman)
- 発売日: 2012/03/26
- メディア: スポーツ用品
- クリック: 6回
- この商品を含むブログを見る
ガスバーナーはソロキャンに必要不可欠!コールマンのバーナーのこの形にはむしろ懐かしい感覚すら覚える……そんなスタンダードなものです。
ガスは空輸できないので、飛行機でキャンプしに行く人はバーナーのついでにガスをまとめて買わないようにしましょう。空港で売ってたりします。
スノーピーク(snow peak) トレック 900 SCS-008
- 出版社/メーカー: スノーピーク(snow peak)
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: スポーツ用品
- 購入: 2人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
この前『ゆるキャン△』を見てたら「コッヘル」というワードが出てきて超懐かしくなった。日常生活で「コッヘル」なんて言わないからさ……
それで今回の旅にもコッヘル持っていこうとして探したけど見当たらなかったので丸形の飯盒持って行きました。お湯とか注ぎにくかった……今度はちゃんとしたコッヘル買います。
テント泊の場合重要なのがバッテリー問題。写真撮影のみならず道案内や音楽再生などあらゆる面でスマホを活用するのでバッテリー切れは死活問題。2013年に購入したAnkerの8400mAh(意外と長生きでありがたい)と2018年初頭に購入した中華の24000mAhをフル充電・万全の体制でスタンバって行きました。結果、3泊目のホテルに着くまでにギリギリ間に合うことができました。24000mAhバッテリーが0%と表示しながら尚も充電を続ける姿は涙なしではみられなかった。
他にも持って行ったものはたくさんありますが、リンクを置いておくに留めておきます。
- ヘルメット
- サイクリンググローブ
- 携帯空気入れ
- ドリンクホルダー
- ミニポーチ
- 予備チューブ
- ミッシングリンク
- チェーンルブ
- 携帯工具
- サイコン
- ライト(ボタンがタッチセンサーのものは雨天走行する人はNG)
他にも……
- カラビナ(あると何かと便利)
- トゥルーワイヤレスイヤホン(片耳だけつけて道案内を聞いたり音楽を聴いたりできる)
- 汗拭きシート(毎晩温泉に行ける場所に泊まれるわけじゃないので……)
- 一脚兼自撮り棒(過去に紹介してます)
この他に持って行ったほうがよかったモノとしては、USB-ACアダプターやクリアファイルなどが挙げられます。なんでUSB-ACアダプター持って行かなかったんだろう……(コンビニでバリ高のものを買う羽目になりました)。
いざ出発
このようなきっかけをもって、装備を整え、北海道にいざ行かんすることになりました。
次記事にていよいよ旅の道程を書いていこうと思います。
続く。
(テト)
旅行-キャンプ-新千歳―函館ソロ旅 カテゴリーの記事一覧 - テトたちのにっきちょう