こんにちは。
あまりにもお久しぶりすぎて、もはやお久しぶりどころの騒ぎではないペンタです。
2021年に一度もブログを更新しないまま2022年を迎え、早くも2ヶ月以上が経過してしまいました。
「そのうちこれを書こうかなー」みたいなネタはぽつぽつ浮かんでいたりするんですが、そのうちそのうちで先延ばしにしていたらこの醜態です。
今年こそはもうちょっとブログの執筆にも手を出していきたい気持ちがあります。(毎年言っている人)
さて、このご時世ではありますが、3/5に開催されたUNIDOTSのワンマンライブ"mezzanine inc."に参加することができました。
期待を裏切らない素晴らしいライブだったので、そのときのライブレポという名の感想文を書き連ねていこうと思います。
※マスクやアルコール消毒など、感染症対策を行ったうえでライブに参加しています
UNIDOTSについて
こちらの記事でも紹介していますが、ぼくが大好きだったイツエというバンドのボーカルである瑞葵さんが参加しているユニットです。
瑞葵さんは澤野裕之さんとともにTHE FIRST TAKEに出演するなど、最近ますます活動の幅を広げています。
というか、この動画の再生回数がすごい…。
当日までのお話
今回ぼくがこのライブに参加することにしたのは、1ヶ月前の瑞葵さんのインスタライブがきっかけです。
たまたま瑞葵さんが配信していたインスタライブを覗いたところ、アコースティック編成での曲の演奏のあと、「3月にアコースティックでライブをやります!」という嬉しすぎる発表がありました。
今回のライブはUNIDOTS史上初の2部構成ということで、昼の部と夜の部が開催されることになっていました。
昼はワンマン、夜は2マンでのライブなのですが、せっかくならフルでUNIDOTSを堪能したかったため、昼のワンマンに行きたいなーと。
コロナ禍の2年間、配信ライブ以外で一度もライブに参加できていなかったぼくとしては、これは行くしかない(確信)ということで、チケットの発売直後に迷わず確保。
チケット自体、即日完売する勢いだったらしいので、行くべきか悩まずに買っておいてよかった…
コロナ前、最後に参加した米津玄師のライブレポはこちら
配信ライブのレポはこちら
普段見ることのないインスタライブを見に行ったタイミングでライブ告知とか、もはや運命なのでは?などと大変に都合のいい一方的な解釈をしつつ、ライブ当日を迎えました。
当日
開演まで
今回のライブ会場は、下北沢の「440(four fourty)」というライブハウスです。
以前、440の地下にあるライブハウス「CLUB251」にはHeavenstampのライブを見に行ったことがあるのですが、440のほうは初めて行きました。
木材の茶色と白を基調とした、温かみのあるライブハウスでめちゃくちゃ居心地の良い空間です。
というか、窓から自然光の入ってくるライブハウスってめちゃくちゃレアなのではないでしょうか?
バンドマンってだいたい薄暗いところに棲息している生き物なので…
会場入りしてから開演までにはまだ余裕があったので、さっそく物販の列に並ぶことにしました。
こじんまりとしたライブハウスなので、列といっても5分程度なのがありがたい。
ぼくの目当ては会場限定のアコースティック音源「あこゆに1」です。(会場限定という響きに弱い人種)
「溺れた魚」と「鋪道に咲いた花」の2曲がアコースティックバージョンで収録されているというもの。
CDの盤面のイラストも瑞葵さんが手がけていて、ファンとしては手に入れないわけにはいきませんでした。
ライブ開始!
※印象に残っている曲を抜粋して感想を書いています。
記憶がおぼつかないからあえて抜粋した体で書いている、というわけではありません。
そんなことは断じてあり得ませんので誤解なきよう。
アコースティックパート その1
あなたは嘘つきだ
この日の1曲目は「あなたは嘘つきだ」です。
アコースティックワンマンに相応しい、ゆったりとした曲調でライブが始まりました。
アコギと歌だけという最小の編成だからこそ、瑞葵さんの歌唱力の高さが際立ちますね。
アウトロでフェイクが長く続く部分があるのですが、歌声が綺麗すぎた & 2年ぶりのライブというダブルパンチでほぼ泣きそうになっていたのは内緒です。
高音が素晴らしすぎて困る。
ちょっとMC
「こんばんは、あ、間違えた。…ごきげんよう、UNIDOTSです。」
開口一番で盛大にミスる瑞葵さん素敵。
歌う時のかっこよさとMCのゆるさのギャップがずるいですよね(?)
ライブって夜に開催されるのが常なので、いつもの癖で「こんばんは」が出てしまったらしい。
たしかに、ぼくも昼間にライブに参加するのは3億年ぶりくらいな気がします。
渇き
音源化されていない「渇き」は、「あなたは嘘つきだ」からグッと雰囲気が変わって、よりダークな雰囲気の楽曲です。
これまでにもバンド編成のライブで聴いたことはあるんですが、その際は激情的な強さのある曲という印象でした。
それに対して、今回はアコースティックライブということもあり、激しさは控えめ。
激しさ以上に切なさがひしひしと伝わってくるようで、改めてアコースティック編成のライブなんだなあと感じました。
同期演奏パート
UNIDOTSとしては初のアコースティックライブで、新しい試みに挑戦してみたい、という瑞葵さんのお話。
ここでコンノさんがアコギからベースに持ち替えて、オケの同期音源を流しながらのパフォーマンスが始まりました。
夢見るレディオ
ここ2年ほどの流行である80’sな雰囲気を多分に纏った、UNIDOTSの中では異色とも言える軽快な曲です。
The WeekendのBlinding LightsやDua LipaのLevetatingなんかもその流れかなと。
全体を通してシンセが印象的なレトロポップで、めちゃくちゃ好きな曲です。
というか、UNIDOTSの曲はどれも好き。
ベースラインがかっこいいので、アコースティックライブを観に来てこの曲を生演奏のベースで聴けるのはラッキーでした。
ただ、こういう楽曲こそ、アコースティックでやるとどうなるのかも気になるところですね…
という非常に贅沢な悩みを味わっていました。
感染症対策の都合上、観客が声を出したりはなかなかできないのですが、そのぶんクラップを入れるところではみんなしっかりとキメていて、ライブへの観客の参加の仕方が変わっているんだなーとおもいました(小並感)
Catch me, if you can
ここ最近、「ペンタ的UNIDOTSの好きな曲ランキング」で急激に順位を伸ばしつつある「Catch me, if you can」も聴くことができました。
1番と2番で対となる構成の歌詞だということに気づいてから、推し度が爆上がりしています。
優しくありつつも切なさを感じさせる歌声で、「瑞葵さんほんと歌がうますぎる…」と聴き入ってしまいました。
YES
「次の『YES』の歌詞に『コンコード』という言葉が出てくるんですが、『同じ心』という意味があります。
この曲が誰かの『YES』になったら良いなと思っています。」
というMCから始まったこの「YES」も、音源化されていない楽曲です。
おそらく、これまでにぼくが参加したライブでも演奏はされていなかったはずで、初めて聴く曲でした。
こういう曲を聴けるのがライブの醍醐味ですね。
人との繋がりが希薄に感じてしまうこともあるこのコロナ禍において、UNIDOTSなりの応援歌的な印象と、これからも歌い続けていくという決意のようなものを感じました。
アコースティックでカバーパート
アコースティックライブといえば色々な曲のカバーをすることが多い、というイメージがあるのはぼくだけでしょうか?
今回のUNIDOTSのライブでも、瑞葵さんの好きな曲のカバーを披露してくれました。
「最近ずっと聴いてる曲で、曲がいいのはもちろん、歌詞がおもしろいんです。
歌詞が対になっていることにコンノさんに言われて気づいたの。
「こうだけど、こうじゃない」とか、「こうじゃない。けど、やっぱりこうだよね」みたいな。
歌詞がすごく多いからめちゃくちゃ歌詞見てると思うけど許してね笑」
ちきゅう大爆発 - P丸様。
ゆるっとしたMCから曲が始まったんですが、瑞葵さんがこんな曲を歌うのを聴ける日が来るとは…って感じでした。
普段、クールでミディアムテンポな曲を歌うイメージの瑞葵さんなので、かわいい系を極めたみたいな、もはや電波系ともいえる楽曲とのギャップに頭が追いつきません。
アコースティックライブらしからぬ早口 & アップテンポな演奏で、めちゃくちゃ楽しかったです。
そして、ときどき歌詞に追いつけなくてモゴモゴ誤魔化している瑞葵さんもレアで良かったです。
演奏が終わった後に、会場の空気を察した瑞葵さんが
「ちょっと大丈夫?みんな引いてない?」
と心配していたのは笑いました。
ライブでこの曲をカバーする勇気、見習っていきたいですね。
ブログ記事を執筆するために原曲のほうを聴いていたのですが、頭から離れなくて困っています。
2曲目のカバーは、瑞葵さんが上京した当時に聴いていて、歌い方など音楽的に大きく影響を受けたという曲です。
こちらも全く知らない曲だったのですが、伸びやかなサビのメロディーが綺麗で印象的でした。
瑞葵さんの歌声との相性も良く、カバー曲でありながらUNIDOTSらしさが溢れるパフォーマンスだったように思います。
アコースティックパート その2
MC
もともと所属していた事務所を2月に退所したこと、これからはより身軽に自分たちの音楽をリアルタイムで届けられるようになること、そのためにも物販でたくさんグッズを買って欲しいこと、などなど、大事なお知らせが続きました。(特に最後)
事務所を辞めていたのは初耳でしたが、今後の活動がより活発になってくれたら嬉しい限りです。
ほんと、好きなバンドが活動を続けていてくれたらそれだけで幸せですね。
○○○○○○○○
さて、「色々と事情があって普段披露することができない」という曲の演奏がありました。
事務所を辞めて身軽になったからこそ、今回のライブで演奏することが(一応)可能になった、というようなことを言っていました。
残念ながら、この曲を演ったことを漏らしたら夜道に怯えて歩く羽目になる(瑞葵さん談)ようなので、曲名や感想などの詳細は書けません。
ただ、非常に綺麗な楽曲でした。
鋪道に咲いた花
会場限定のCDにアコースティックバージョンが収録されている曲です。
UNIDOTSの曲の中で一番最初にMVが作成された曲ですね。(いま調べて知ったことを昔から知っていた風に書く人)
曲の中で「光が差し込みまた消えた」という歌詞があるんですが、「消えた」のところでリバーブなどがなくなって瑞葵さんのささやくような歌声だけになるのが最高すぎました。
リアルタイムでオペレートしてくれるPAさんに圧倒的な感謝。
溺れた魚
この日の最後の曲は、こちらも会場限定のCDに収録されている「溺れた魚」でした。
瑞葵さん曰く「いろんな人との縁を繋いでくれた曲」とのこと。
原曲からしてもギターと歌になる場面が複数ある曲なので、アコースティック編成との相性がすごく良かったです。
決して明るい曲ではないんですが、力強くて前向きになれるようなパフォーマンスでした。
そしてやっぱり瑞葵さんは高音の伸びが綺麗すぎますね。
今日の1曲目での感じましたが、最後の曲でも再確認しました。
全体を通しての感想
2年ぶりにライブに参加できたこと、そのライブでUNIDOTSの曲と瑞葵さんの歌を聴けたということで、非常に幸せな時間でした。
個人的に一番好きな女性ボーカリストが瑞葵さんなので、何を聴いても「歌がうまい…声がいい…素敵すぎる…」となっていました。
コロナ禍で配信ライブが普及しましたが、やはりライブというのは会場の空気感など含めて楽しむことができるのが素晴らしいな、という感想です。
自分の目の前数メートルの距離に大好きなバンドがいて、実際に演奏してくれるって、よく考えたらめちゃくちゃ贅沢な空間だなあと。
今後、また観客も一緒になって歌うことができるようなライブハウスが戻ってくることを願っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ペンタ
今回のUNIDOTSのライブと同日にテトとヘキサが参加していたラブライブ!のライブレポもぜひ