全13枚から入り口に最適な作品を紹介!
こんにちは。テトです。
今回は、全12+1枚のオリジナルアルバムから、ビートルズにハマっていく最初の入り口として薦めたいアルバムを、おすすめ順で紹介します!
前回、ビートルズの有名曲30選という記事を書きましたが、今回も同じようにこれからビートルズを聴いてみたい!という初心者の入門としてぴったりの記事です。
おすすめベストアルバム
ちなみに……
とにかく色んな曲を聴きたい!(ベスト盤でも構わない)なら、『ザ・ビートルズ1』をオススメします。
「イギリス・アメリカでシングルチャート1位になった曲集」というベストアルバムです。
特にビートルズは、シングルで発売したものをオリジナルアルバムに入れなかったりしたので、後にオリジナルアルバムを購入していったとしても曲が丸被りすることはありません。
(例えば、『Hey Jude』はオリジナルアルバムには収録されていません)
- おすすめベストアルバム
- おすすめオリジナルアルバム
- Rubber Soul(1965年) おすすめ度:★★★★★
- A Hard Day’s Night(1964年) おすすめ度:★★★★★
- Abbey Road(1969年) おすすめ度:★★★★★
- Magical Mystery Tour(1967年) おすすめ度:★★★★★
- Please Please Me(1963年) おすすめ度:★★★★☆
- Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(1967年) おすすめ度:★★★★☆
- Help!(1965年) おすすめ度:★★★☆☆
- Let It Be(1970年) おすすめ度:★★★☆☆
- Beatles For Sale(1964年) おすすめ度:★★★☆☆
- Revolver(1966年) おすすめ度:★★★☆☆
- With The Beatles(1963年) おすすめ度:★★☆☆☆
- The Beatles(1968年) おすすめ度:★★☆☆☆
- Yellow Submarine(1969年) おすすめ度:★☆☆☆☆
- おわりに
おすすめオリジナルアルバム
Rubber Soul(1965年) おすすめ度:★★★★★
『In My Life』『Norwegian Wood(This Bird Has Flown)』など収録。
これまでのグループサウンズから脱却し、実験的なサウンドを追求しレコーディング技術の革新へと向かっていった第一歩のアルバム。
これといった超有名曲こそ収録されていませんが、これぞビートルズという作曲センスやハーモニーがふんだんに詰め込まれていて、大人でおしゃれでカッコいい1枚という意味でかなりおすすめです。1枚目にもおすすめでありながら、聴けば聴くほど深みを感じるまさに名作。
もっぱら家でこってりアルバムを聴くという方にもおすすめです。家でこのジャケットが飾られていたら多少の胡散臭さを感じつつもセンスがいいな~と感じてしまいます(超絶偏見)
A Hard Day’s Night(1964年) おすすめ度:★★★★★
ビートルズ初期の傑作。全曲オリジナルです。表題曲『A Hard Day’s Night』や『Can’t Buy Me Love』収録。
1曲目のイントロの衝撃から最後まで、ダレることなく聴き続けられる全曲通してクオリティの高い本作は、キャッチーな曲も哀愁漂う曲もお手の物。
ジョンの作曲センスが爆発しており、ポールもそれに呼応し2人で全曲の作詞作曲を行っています。
初期のバンドサウンドやハーモニーが好きな方にはぜひ1枚目におすすめできるアルバムです。
Abbey Road(1969年) おすすめ度:★★★★★
『Come Together』『Here Comes The Sun』など収録。
有名すぎるジャケットの上、アルバムとしての完成度も非常に高いので、文句なしで1枚目におすすめできます。
アルバム後半のメドレー形式の楽曲も聴いていて楽しいです。
アルバムのラストとして『The End』という曲も入っているし、バンドの最後を意識させるアルバムでもありますが、それを最初に聴いてから遡って聴いていくのも乙である気がします。
Magical Mystery Tour(1967年) おすすめ度:★★★★★
表題曲をはじめ、『Hello, Goodbye』『All You Need Is Love』など収録。
厳密には発表当初はオリジナルアルバムではありませんでしたが、現在はそれと同等の立ち位置になっています。
キャッチーで完成度の高い楽曲が一堂に会しました! みたいなアルバムなので、まさに入門用としておすすめです。
Please Please Me(1963年) おすすめ度:★★★★☆
記念すべき1stアルバム。表題曲『Please Please Me』や『Twist & Shout』などが収録されています。
なんといっても最初のアルバムなので、ビートルズの原点を知ることができます。なので、時系列順に追っていきたい! という人にはピッタリのファーストチョイスになるでしょう。
1曲ごとの時間が短いので、サクっと聴ける半面、アルバム1枚の聴きごたえとしては物足りなさを感じてしまうかも。
Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(1967年) おすすめ度:★★★★☆
コンセプトアルバム。表題曲『Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band』や『A Day In The Life』収録。
サイケデリック色が強いので、「サイケ感は苦手じゃない、むしろ好き!」という方にはおすすめできるアルバムです。
コンセプトアルバムなので、アルバムを通して聴いたときの満足感も大きいです。ジャケットも有名だし、その後のポップミュージックに多大な影響を与えたアルバムなので、そういった意味でもおすすめです。
ただ、ポールが作った曲ばっかりなのでかなり偏りはあります。
Help!(1965年) おすすめ度:★★★☆☆
表題曲『Help!』や『Yesterday』収録。
『Ticket To Ride』など、良曲揃いですし、ジャケットも有名なので、まぎれもなく名作の1つに数えられます。
ただ、個人的な感想としては1曲1曲が粒立ちすぎてちぐはぐな印象も受けるので、『Help!』や『Yesterday』が入っているからといっておすすめかと言われると難しいです。
ちなみに、ジャケットは手旗信号ですが”HELP”とは表していないので悪しからず。
Let It Be(1970年) おすすめ度:★★★☆☆
表題曲『Let It Be』や『Get Back』など収録。
『Let It Be』自体有名な曲ですしその他にもいい曲は多いのですが、プロデューサーが変わった影響か粗削りであったりいらない編集が施されているので、最初の1枚としては難しいかもしれません。
聴くなら、後に再ミックスされた『Let It Be… Naked』のほうがいいと思います。
正直『Naked』のほうを聴きすぎて、オリジナルのほうは片手で数えられるくらいしか通しで聴いたことないよ。
Beatles For Sale(1964年) おすすめ度:★★★☆☆
4作目のアルバム。『No Reply』『Eight Days A Week』など収録。
クリスマス商戦に間に合わせるべく、カバー曲なども交えタイトルもテキトーシンプルな形で発表。
カントリー調なのでリラックスして聴けるアルバムです。
Revolver(1966年) おすすめ度:★★★☆☆
『Eleanor Rigby』『Yellow Submarine』など収録。
攻めに攻めたサウンド、その実験真っ只中のアルバム。
捨て曲がないとはまさにこのことで、ビートルズ通の中ではこのアルバムを1番に推す人も多いです。
ただ、メンバーそれぞれの才能が爆発し、それぞれのやりたい音楽が詰め込まれすぎているので、ジョン、ポール、ジョージの色やそれまでの曲を知ってから聴いたほうがより面白いのではないかと思います。
ということで、1枚目のおすすめ度としては少し控えめです。
With The Beatles(1963年) おすすめ度:★★☆☆☆
2ndアルバム。『All My Loving』や『Please Mister Postman』などが収録。
全体的にブルージーな曲が多めです。1枚目のアルバムにおすすめかと言われるとなかなか難しいですが、ジョージが初作曲した『Don’t Bother Me』をはじめ、ボーカルを担っている曲が比較的多いので、ジョージの歌声に惹かれた方にはうってつけです。
The Beatles(1968年) おすすめ度:★★☆☆☆
通称『ホワイトアルバム』。『Ob-La-Di, Ob-La-Da』『While My Guitar Gently Weeps』など収録。
2枚組で曲数が多いのでお得感はありますが、メンバーがそれぞれ作りたい曲を作って「あれも入れたい、これも入れたい」となってできたので、良く言えばコスパがいい、悪く言えばまとまりのないアルバムです。
気に入った曲をつまみ食いするように聴くタイプなら楽しめるかもしれませんが、正直このアルバムを通しで聴くのはファンでも苦痛です。
いい曲は多いのですが、「まず全曲聴いてみる」というところからハードルが高いので、正直おすすめはできないという歯がゆさがあります。
Yellow Submarine(1969年) おすすめ度:★☆☆☆☆
表題曲『Yellow Submarine』や『All You Need Is Love』など収録。
とはいえ、正直『Yellow Submarine』も『All You Need Is Love』も別アルバムに収録されているし、全13曲中7曲はジョージ・マーティン(プロデューサー)の作編曲した曲で映画のサントラなのでそもそも1枚目としてふさわしくないです。
『Hey Bulldog』とかカッコいいんですけどね……
おわりに
ということで、全12+1枚のオリジナルアルバムから、ビートルズを聴く最初の入り口としておすすめなアルバムを紹介しました!
ビートルズはその短い活動期間でポップミュージックの革新に挑戦し作風が目まぐるしく変わっていったバンドなので、入り口のアルバムに何をセレクトしていいか悩んでしまう方も多いと思いますが、少しでもそんな方の参考になったら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(執筆者:テト)