こんにちは。テトです。
誰もが名前くらいは知っている超有名ロックバンド、The Beatles。
その数々の名曲の中でも、特に知名度の高いものだけを厳選して紹介します。
「探してたあの曲」「この曲もビートルズだったのか!」などなど、これからビートルズを聴いていく際の入門編としてもご利用・ご笑覧ください。
- 絶対知ってる! 超有名リスト
- どこかで聴いたことある? 実はあの曲リスト
- 一度聴いたら忘れられない! 聴いたことあるかもリスト
- あの曲はビートルズじゃなかったの? メンバーのソロ時代の有名曲
- おわりに
絶対知ってる! 超有名リスト
Yesterday
ビートルズの中でも一番有名な曲といっても差し支えないであろうこの曲。ビートルズは4人組のロックバンドですが、この曲はベース・ボーカルを担当するポール・マッカートニーが一人でちゃっかりしっとり歌い上げています。
ちなみに、この曲はポールの夢の中に鳴っていたメロディから生まれた曲なんです。
夢の中で作曲してしまうなんて恐ろしい。
ちなみに、2019年に放映された同名の映画『イエスタデイ』はビートルズ題材の映画ですが観なくていいです。
Hey Jude
学校の音楽教育でも取り扱われることの多いこの曲。2012年のロンドンオリンピックの開会式でも披露されたのが記憶に新しいです。
2012年が新しい、とは。(公開が1968年の曲だから、その規模でみれば多少はね?)
この曲もポールによって書かれた曲です。ギター・ボーカルのジョン・レノンと当時の妻が離婚へと向かっていく中で、ジョンの息子であり当時5歳のジュリアン・レノンを励まそうと作ったのがこの曲。タイトルも当初はジュリアンの愛称である"Hey Jules"だったそうですよ。
Twist & Shout
CMなどで幾度となく耳にしたことのあるこの曲。実はカバー曲で、ビートルズ自身が作曲した曲ではありません。
実はレコーディング時、メインボーカルであるジョンが風邪であり、しかも1日ぶっ通しでアルバム各曲をレコーディングしてきた(当時は一発録りです)ので、喉が潰れながらも魂で歌い上げている様子がそのままリリースされています。
これぞまさしくシャウト。
Hello, Goodbye
英語の授業で歌ったという声もよく聞かれるこの曲。日曜朝に放送されている『ボクらの時代』オープニングでも聴かれますね。
歌詞も単純ならバックで流れているメロディも"ドレミファソラシド"と単純明快なので、鍵盤なりリコーダーなりで曲に合わせて演奏してみるだけでも楽しいです。
Let It Be
これもポールが作った曲です。テレビ東京の『家、ついて行ってイイですか?』で印象的なシーンで必ず流れてくる曲ですね。単純なコード進行であり、ピアノでも白鍵だけで弾けるので、ピアノ弾き語り入門用としても最適です。
小室圭さんの放った「好きな言葉は"Let It Be."でしょうか。」としても有名ですね。
Yellow Submarine
ジョンとポールが作り、ドラムのリンゴ・スターに歌ってもらった曲です。なぜかは分かっていないんですがビートルズを知らない人でも知名度が高い曲です。
イエローサブマリン音頭の影響かな?
ちなみに、リンゴ・スターは馴染みやすい名前で知っている人も多いですが実は芸名で、本名はリチャード・スターキーといいます。
どこかで聴いたことある? 実はあの曲リスト
Help!
ビートルズの人気ゆえの多忙に追われて、ジョンが「助けてくれ!」という想いを書いた曲です。
『開運!なんでも鑑定団』のオープニングとして有名。また、ヘキサによれば、イトーヨーカドーのレジが混んできた時に流れてくるBGMとしても有名だそうです。
ビートルズの話題になったときに必ず話す小ネタだよ。
Ob-La-Di, Ob-La-Da
「オブラディ・オブラダ!」この響きは誰しも聴いたことがあるでしょう。トヨタの某車のCMをはじめ、様々な場面で聴かれます。
ポールの作った曲で、ピアノはジョンが演奏しています。完璧主義者ぎみのポールはイントロのこれといったアイデアがなかなか浮かばずジョンに何度もダメ出しをするのですが、休憩から帰ってきたジョンが「こんなんでいいんだろ!」とヤケクソに弾いたものがドンピシャでハマり採用されたという逸話があります。
A Hard Day's Night
映画の撮影で忙しい中、リンゴが「It's been a hard day...(今日はずっとキツかった)」と言いかけてから外を見るとすでに日は落ちていて「...'s night.(もう夜じゃん)」と言った独特な言葉にジョンがインスピレーションを受けて作った曲です。ちなみにその時の映画のタイトルにもなりました。
タイトルすら決まっていないのにとりあえず映画を撮るという、この時のビートルズのアイドル的人気の絶頂さを表しています。
イントロのコードはビートルズのコピーをするバンドにとって最大の謎となっていて、どう弾いても完全には再現できないとバンドマンたちを悩ませていました。何十年に渡り数学をも用いて研究が積み重ねられ、近年やっと答えが出たそうです。
Here Comes The Sun
この曲はギターを担当するジョージ・ハリスンが作曲し歌っています。
ビートルズをよく知らない人にとって、ジョンやリンゴ、ポールの名前は出てきてもジョージ・ハリスンの名前は出てこないの、あるある。
影の薄いジョージですが、「静かなるビートル」とも言われていて、ビートルズを深く知ってみるとファンになる人は多いです。
ジョンとポールの陰に隠れながらも段々と作曲の才能を開花させていったり、妻を親友エリック・クラプトンに奪われてもなお生涯親友であり続けたり、そんな激動の人生を曲のそれぞれに喜怒哀楽として滲ませています。
この曲はその中でも、春の日差しの朗らかさを唄う曲です。
All You Need Is Love
ジョンが作曲し歌っています。
この曲は、世界初となった24か国同時衛星放送の『OUR WORLD』という番組で未発表曲としてレコーディングの様子が中継されました。
Come Together
これもジョンが作っています。
この曲が収録されているアルバムはかの有名な『Abbey Road』ですが、実はポールが裸足であることを知っていましたか?
そのほかにも、ポールが左利きなのに右手でタバコを持っているなど、いくつもの不可解な点から、「ポール死亡説」なんてものも話題になり大きな騒ぎにまで発展しました。
ポールはときどき頭のネジが外れてるから、スーツにサンダルでジャケット撮影に参加してしまいには「暑いから」ってんで脱いじゃうんだよね。
Magical Mystery Tour
ポールが作った曲。
iTunesでビートルズの楽曲が発売解禁されたときのCMで使われていました。
Birthday
ジョンとポールの共作。
『志村けんのバカ殿様』でよく使われる曲として有名ですね。
Norwegian Wood
ジョンの作った曲。
村上春樹原作として映画化された『ノルウェイの森』の主題歌でもあったので、有名なのではないかと勝手に思っています。
だから、高校の音楽の自由発表でこの曲を弾き語りしたんだけど、ウケはよくなかったよ。有名じゃないかもしれないね。
一度聴いたら忘れられない! 聴いたことあるかもリスト
I Want To Hold Your Hand
ジョンとポールの共作。
2人のハーモニーがとても美しい曲です。日本でのデビューシングルはこの曲なので特にTV番組などで流れることが多いかもしれません。
Please Please Me
ジョンが作った曲。
ちなみに、後半ジョンが歌詞を間違えて吹き出してしまっています。これはステレオバージョンのみです。(1960年代はモノラルからステレオになる過渡期だったため、ビートルズの曲も両方のバージョンがあったりします)
後から発売されたステレオバージョンで歌詞間違いのテイクが採用されるってレアだよね。たぶんアクシデントだろうけど。
In My Life
郷愁が感じられる曲。
この曲はジョンとポールどっちが作ったのか、それとも共作なのか不明です! というのも、ジョンとポール2人の証言が相違しているため。
ジョンとポールが作った曲は、それが共作でも1人で作った曲でも「Lennon/McCartney」とクレジットするようにしちゃってたからこそ起こる迷宮入りの謎……
Eight Days A Week
ジョンとポールの共作。
忙しさを「一週間に8日も働くのかよ」と表現したリンゴの言葉がもととなりこの曲が作られました。
Love Me Do
ジョンとポールの共作。ビートルズのデビューシングルです。
当時のグループサウンズのバンドは他のアーティストのカバーでデビューするのが通例となっていましたが「オリジナルで勝負したい!」という野心から異例のオリジナル曲でのデビューとなりました。
ジョンが急遽ハーモニカを吹くことになった関係で、ハーモニカと被る部分をポールが歌うことになり、緊張で声が上ずっている様子を聴くことができます。
All My Loving
ポールが作った曲。
この曲も日本で特に人気なので、TV番組などで聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
Eleanor Rigby
ポールが作った曲。
バンドとは??? という感じの曲ですが、ビートルズはこんなジャンルにも積極的に挑戦しています。
ポールはスタジオミュージシャンに対して「ヴィヴァルディの『春』っぽく弾いてほしい」とオーダーしたそうです。
Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band
ポールの作った曲。
ライブをやっても観客がキャーキャー言って「俺らの演奏誰も聴いてなくね?」とメンバーが思い、ライブ活動をやめてスタジオでの曲作りに没頭していくのですが、それでもライブの感動を忘れられないポールが「せめてアルバムの中だけでもライブを……」ということで、架空のバンドになりきりそのライブショーの模様をアルバムに収めるというコンセプトでアルバムが作られました。
ポップミュージックにおいて、世界初のコンセプトアルバムと言われています。
あの曲はビートルズじゃなかったの? メンバーのソロ時代の有名曲
ここまで読んで「あれ? あの有名な曲ビートルズだったはずじゃ?」と思う曲がある人もいらっしゃるかもしれません。その曲、もしかするとビートルズ解散後にそれぞれのメンバーがソロ活動で書いたものかもしれません。
ということで、ソロ時代の有名曲をいくつかご紹介します。
Imagine
ジョンのソロ時代の曲です。
上のYouTubeのMVですが、子どもの頃怖くて嫌いだった記憶があります。
Power To The People
ジョンのソロ時代の曲です。
スポーツ系の番組でよく使われている印象があります。
Happy Xmas(War Is Over)
ジョンのソロ時代の曲です。
中学の音楽の授業で、ギターで練習したのがこの曲でした。もしかすると自分の中学だけかもしれませんが……
Stand By Me
また、よく勘違いされるのがこの曲。
確かにジョンが歌ったことはありますが、ビートルズでもなければ、ジョンが作った曲でもありません!
原曲はベン・E・キングで、ジョンが歌ったのはカバーということになります。
Live and Let Die
ポールのソロ時代の曲。
ジェームズボンドシリーズの『007/死ぬのは奴らだ』の主題歌として作られました。
特番系の番組でインサート的に使われることが多い曲です。
Say Say Say
ポールがソロ時代、マイケル・ジャクソンと共作した曲。
豪華すぎるデュエット。
Wonderful Christmas Time
ポールのソロ時代の曲。
クリスマスの季節になるとなんだかんだ聴かれます。
おわりに
ということで、有名バンド・ビートルズの数々の名曲の中でも、誰もが聴いたことがあるであろう有名曲に焦点を当てて、30曲を紹介してみました。
あなたの知っている曲はどれくらいあったでしょうか?
この30曲のほかにも、ビートルズはたくさんの名曲や隠れた良曲などを作っているので、ぜひYouTubeなどで聴いてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(執筆者:テト)