こんにちは。
あいも変わらずお久しぶりなペンタです。
前回の更新から早2ヶ月が経とうとしていますが、その前に1年近く間隔が開いていたので今回はわりとハイペース(当社比)で投稿していることにさせていただきたいです。
さて、3ヶ月ほど前に急にカメラ欲が湧きまして、フジフイルムのミラーレス一眼カメラ『X-A7』を購入してしまいました。
初めてミラーレスカメラを買ったカメラ初心者目線で、しばらく使った感想・レビューなどを書いていきたいと思います。
結論を先に言ってしまうと、現在はこのカメラでかなり満足しています。
なぜX-A7にしたのか
まず、数あるミラーレス一眼の中からなぜX-A7を選んだのか、という点についてです。
カメラメーカーとしては、キヤノンやソニー、ニコンがかなりのシェアを誇っており、正直なところ、フジフイルムは二番手感が否めません。
初心者がカメラに手を出すなら、やはりそういった人気メーカーを選ぶのが間違いないはずです。
天の邪鬼な部分が出ちゃったのも少なからずある気はしますが、今回ぼくは『低価格帯でAPS-Cを搭載している』という理由からフジフイルムのX-A7を購入しました。
カメラ初心者がミラーレスを買うにあたって、コストはかなり大きな問題になってきます。
お金が有り余っているなら適当なフラッグシップモデルでも買っておけばいいのですが、ぼくのような人間にはそうもいきません。
7万円程度を予算に各メーカーのエントリーモデルを検討していると、X-A7の他には
キヤノンのEOS M200
Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M200 標準ズームキット ホワイト EOSM200WH-1545ISSTMLK
オリンパスのPEN E-PL10
OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ PEN E-PL10 14-42mm EZレンズキット ホワイト
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス GF10 ダブルレンズキット 標準ズームレンズ/望遠ズームレンズ付属 オレンジ DC-GF10WA-D
などが候補にあがりました。
ただ、これらのカメラはすべてセンサーサイズがマイクロフォーサーズだったんですよね。
一眼カメラ用のセンサーサイズとしては、大きい順にフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズの3種類があります。
めちゃくちゃ適当な理解なのですが、基本的にはセンサーサイズが大きいほどカメラとしての性能が高い、と言うことができるみたいです。
性能が高いということはそれだけコストもかさむので、フルサイズセンサー搭載のカメラなんかは20万程度したりします。
今回の低予算で調べた各社のエントリーモデルだと、やはりどれも一番小さいマイクロフォーサーズを搭載していたのですが、フジフイルムのX-A7だけはAPS-Cサイズのセンサーを搭載していることがわかりました。
他のメーカーだと、概ね10万円程度のモデルからAPS-Cが使われている事が多いですね。
根がオタク気質なところがあるので、とりあえず同じ予算で買えるなら性能がいい(と思われる)ものが欲しくなってしまい、このX-A7の購入に至りました。
それ以外にも、コンパクトなサイズ感やデザインなどが理想に近かった、というのも理由に入ってきますが、そのあたりは割合的にはちょっと低めです。
使ってみた感想
そんなわけでX-A7を購入してから3ヶ月近くが経ち、それなりに撮影する機会もありました。
カメラ初心者がX-A7を使うとどうなるのか、作例とともに感想を書いていきたいなと思います。
フィルムシミュレーションが優秀
フジフイルムのミラーレスカメラには、フィルムシミュレーションという機能がついています。
その名のとおり、カメラに用いられるフィルムの質感を再現するものなのですが、これを使うことで、撮影する写真の色味や階調を変えることができます。
これが非常に使いやすくて、簡単に自分好みの雰囲気のある写真を撮ることができました。
個人的には、このクラシッククロームというフィルムシミュレーションが非常に好きですね。
彩度が低めでちょっと色あせた感じが、そこはかとなく渋くてめちゃくちゃかっこいいです。
クラシッククロームは街なかを切り取るのに向いているんじゃないかなーと思いました。
明確に鮮やかに撮りたい!というとき以外は、基本的にこのクラシッククロームをデフォルトに設定して撮影しています。
鮮やかなフィルムシミュレーションとしては、Velviaというモードがあります。
彩度高めのビビッドな感じで撮れるので、インスタ映えとか狙うのに向いてる気がしますね、知らんけど。
フジフイルムのカメラは写真の色表現に優れている、という評判をよく見かけます。
他のカメラとしっかり比較したことがないのでなんとも言えませんが、このフィルムシミュレーションの技術もそういったフジフイルムの強みが活かされているものな気がします。
暗いところでの撮影もいける
カメラの撮影で難しいものの一つが、暗い場所での撮影らしいです。
取り込める光が少ないので、きれいに写す事ができないとかなんとか見ました(適当)。
スマホのカメラでも、暗いところで撮るとノイズが乗ってしまったりしてなかなかきれいに写せないですよね。
ミラーレスとはいえエントリークラスのX-A7では、夜景撮影などは厳しいかなと思っていたのですが、期待を遥かに上回った綺麗さで撮影することができています。
シャッタースピードを長めに設定することで、すごくそれっぽく写ってくれます。
カメラを買ったからには星空も撮ってみたかったんです。
天候に恵まれ、日本一の星空が見られるという阿智村で撮ることができました。
こういった写真を撮ることができただけで元が取れたと言っても過言ではないような、流石に過言なような…。
ボカして撮るのが楽しい
なかなかいい感じにボケてくれます。
カメラの醍醐味って感じですよね、ボケって。
ボケの綺麗さとかいうのはイマイチわかりませんが、被写体に寄って撮るとそれなりに自然な具合でボケが出るような気がします。
植物を撮るときとかは意識しなくても近寄って接写気味に撮ることが多いので、そういう場合にちゃんとボケが出ると一気にそれっぽい仕上がりになりますね。
ピントが合うところにはビシッと合って、ぼかすところはぼかしてくれる感じがして満足度高いです。
大きなタッチパネルで操作しやすい
初めて買ってもらった携帯電話がガラケーではなくスマホだった完全スマホ世代なので、大きなタッチパネルで操作できるのは非常にありがたいです。
いかにも「カメラです」って感じにダイヤルなどですべて操作するカメラもかっこいいのですが、初心者が扱うにはちょっとむずかしい気がしています。
頭のメモリが小さいので、そんなに各ダイヤルの機能とか覚えて写真撮っていられないです…。
それよりは、使い慣れたスマホと近い感覚で各機能を調整できるほうが、初心者からすると圧倒的に操作性に優れているといえます。
また、操作性もそうなのですが、液晶画面の綺麗さもポイント高いです。
液晶自体の画質が微妙だと、写真が狙い通りに撮影できているかを判断するのが難しくなります。
PCやスマホなどに移してから確認するまでは細かいところを見られないイメージですね。
その点、X-A7は3.5インチの大画面を搭載しているので、撮影したものをだいぶ詳細に確認することができます。
後からちょっとピンぼけしていたことに気づく、ということをなくせて一手間を省けるのは嬉しいところです。
軽量・コンパクトは正義
X-A7はミラーレス一眼の中でも小型・軽量の部類なので、持ち運びが非常に楽ですね。
せっかくカメラを買ったのに、持ち運びが面倒だから持っていかない、なんてことになってしまっては元も子もないです。
ちょっとバッグに入れておく、ということができるサイズ感のため、どこにでも持って行けちゃいます。
また、軽量さは撮影時にもありがたいです。
カメラに慣れない初心者がそれなりに長時間カメラを持って撮影していても、特に負担になる感じはありません。
単焦点レンズが欲しくなる
付属の標準ズームレンズでも充分満足しているんですが、単焦点レンズを使ったらどうなるのかなという興味が湧いてしまってまずいです。
レンズが最低でも3万近くするのでまだ手を出していませんが、そのうち手が滑ってポチってしまいそうな予感しかないです。
このXC35MMF2なんかは結構安くて、写りもいいらしいのでめちゃくちゃ気になってます。
X-A7を買ってからというもの、このレンズがずっと欲しい物リストに入ってます。
なんなら何回かカートに入れるところまでいきました。
ただ、いろいろと出費が重なるタイミングだったので、幸か不幸かまだポチるところまでは至っていません。
とはいえ時間の問題だと思ってます。
おわりに
X-A7を使った感想などを書き連ねてみました。
総評としては、カメラ初心者にも使いやすいコスパ抜群のミラーレス一眼カメラって感じです。
ミラーレス一眼を買って一番感じたのは、写真を撮るのが明らかに楽しくなったなーということです。
もともと結構な出不精なんですが、写真を撮るためにいろいろ出かけてみるのもありだなと思わされています。
細かいセッティングがわからずとも、ほぼオートモードで満足のいく写真を撮れているという時点で大満足です。
新しいレンズを買いたい欲と必死に戦いながら、カメラを楽しんでいきたいですね。
X-A7の購入を検討しているカメラ初心者な方の参考になれば幸いです。
(ペンタ)