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往年の名機!生配信特化型ミキサー兼オーディオインターフェイス「YAMAHA AG03」レビュー

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こんにちは。ヘキサです。

 

STAY HOMEが続いて、配信をしてみたいなぁなんて思いますよね。

ギターの弾き語り配信もゲーム実況もどっちも憧れますよね。

同じ配信なんだから、どっちも叶えてくれるミキサー兼オーディオインターフェイスがあればなぁ……と思っていたら、昔の名機がありました。

 

それは、楽器メーカーのYAMAHAが2014年に出しているAG03という商品です。

役割としてはマイクやギター、PCの音を調整してバランスを整えるミキサーになります。

家で生配信をするのに特化した完成された名機です。

2014年の商品ですが、2021年に使っても遜色ないくらいです。

 

今回は、ヘキサもSTAY HOMEの配信ブームでYAMAHA AG03を買ったので、その魅力や思ったことなどを紹介します。

 

 

 

結論〜YAMAHA AG03を使ってみて〜

  • 弾き語りもゲーム配信も叶えてくれる生配信特化の機材
  • Apple製品にも対応している!
  • エフェクト設定が細かすぎる!
  • 音の調整やミュートでは少し面倒なところもある

 

 

YAMAHA AG03の基本情報

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引用:https://jp.yamaha.com/products/music_production/webcasting_mixer/ag03/index.html#product-tabs

入力チャンネル

 

モノラル(MIC/LINE)1( ヘッドセットマイク( プラグインパワー) 入力含む)、ステレオ(LINE)/ モノ(GUITAR)1USB IN1AUX IN1

出力チャンネル

 

MONITOR OUT2PHONES2( ヘッドセットヘッドフォン出力含む)

バス

 

ステレオ: 1

入力チャンネル機能(チャンネル1

PAD

26 dB

 

DSP

CH1 COMP/EQ, EFFECTSPX バーブ

CH2 COMP/EQ, EFFECT, AMP SIM 

 ON/OFFは「AG DSP Controller」で行います。

 

PEAK LED

信号がクリッピングレベルの手前3 dB に達すると点灯

レベルメーター

USB 出力レベル

2x2 ポイント LED メーター(PEAKSIG

USB オーディオ

2 IN / 2 OUT

USB Audio Class 2.0 準拠、対応サンプリング周波数: 最大192 kHz、対応量子化ビット数: 24 ビット

動作環境

 

Windows 7/8/8.1/10 , Mac OS X 10.7 以降

macOS Big Sur (11)について 2021/1/14
Intelプロセッサー及びApple M1プロセッサー搭載 Macでの動作を確認しております
(MacではOSの標準ドライバで動作致します)

ファンタム電源

 

+48 V (INPUT1のみ供給)

フットスイッチ端子

 

EFFECT ミュート オン/ オフ

電源電圧

 

DC 5 V500 mA

消費電力

 

最大 2.5 W

寸法(幅×高さ×奥行き)

 

129 mm × 63 mm × 202 mm

質量

 

0.8 kg

オプション(別売)品

 

フットスイッチ: FC5、マイクスタンドアダプター:BMS-10A

動作環境温度

 

0 +40℃

 

引用:https://jp.yamaha.com/products/music_production/webcasting_mixer/ag03/specs.html#product-tabs

 

YAMAHA AG03 開封の様子

遡ること、この記事を書く約半年前、2021年の夏。

YAMAHA AG03がヘキサの元に届きました。

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YAMAHA AG03が届いたぜ!!!

箱を開けると……

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箱を開けるといきなり目が合った

当時のYAMAHAらしい、可愛い女の子と目が合う瞬間。

 

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いよいよ実機とご対面……

箱の中には、AG03、コード、取扱説明書、Cubase AIの説明書とダウンロード版が入っていました。

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中に入っているもの

おおおおおおお!!!!!

 

 

使用用途と他社製品との比較

今回、ヘキサがこの商品にした理由は、生配信をするときのヘキサの需要を満たしていたからです。

 

<ヘキサの使い道>

  • ギターの弾き語り配信がしたい
  • ゲーム実況もしたい

やっぱりどっちもできるのが大事なんやで

 

①、②のどちらかだけで良ければ、他にもミキサーやオーディオインターフェイスの選択肢がありました。

しかし、このどれもを満たすためには、必要な機能がいくつかありました。

 

  • マイク用の端子と、ギター用のシールドを挿す端子がどちらも付いていること
  • 画面の音をそのまま配信に流す「Loop Back」という機能が必要なこと
  • 初心者なので、使い方が分かりやすいこと
  • Apple製品のPC(iPhoneシリーズやiPadシリーズ、Macなど)に対応していること

 

これらの3つの機能を満たす製品の中で、コストパフォーマンスがよい製品を考えると、2021年現在でも、2014年製のYAMAHA AG03が候補に入ってきます。

 

ギター弾き語り配信またはゲーム実況のどちらかだけで良ければ、他のオーディオインターフェイスやミキサーの方が高性能ですし、選択肢がいくつかあると思います。

実際、ゲーム実況用や高音質のマイクを接続するためのオーディオインターフェイスとしての利用であれば、正直もっと安価で小さく、コストパフォーマンスが良い製品はあります。

 

しかし、ギターやキーボードなどを繋ぐことができてかつ、ゲーム実況や「弾いてみた」動画や配信をする時にも使う「Loop Back」機能があることを考えると、まだまだ活躍の機会がある商品なのではないかと思います。

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Loop Back機能の説明

引用:https://jp.yamaha.com/products/music_production/webcasting_mixer/ag03/features.html#product-tabs



そして、ヘキサの中で安心感があったのは、公式ホームページでもMacBookに繋がっている写真が登場し、Apple製品のPCでも使えることです。

ヘキサが持っているPCやスマホは全てApple製品で、Apple製品に対応していないと、いくら高性能であっても、ヘキサの前ではゴミやねん。

 

Apple製品に対応しているかどうかは死活問題であり、公式でも繋げるとアピールされていることで、この部分もクリアしました。

 

しかも、MacのPCだけでなく、iPhoneiPadにもUSB typeAが繋がるように別途ハブを購入することで接続できるのも素晴らしいですね。

これで、iPhoneからの接続が多いInstagramインスタライブでもYAMAHA AG03を使うことができます

(※iOSの一部のアプリでは動作しないものもあります。)

 

 

YAMAHA AG03の操作の仕方

使うものをYAMAHA AG03にセッティングしていきます。

 

電源を入れるまでにすること

①電源を確保する

まずは、機材背面にあるUSB type Bを配信する機材に繋げます。

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背面にコードを挿す

ヘキサの場合はMaciPhoneなので、充電とUSB type Aがついたハブを間に挟んでいます。

MacなどのPCに繋ぐ場合はこれだけで電源供給もできるのですが、iPhoneiPadでは電源供給ができないので、別途電源コードを指す必要があります。

家を探せば1本くらい余ってそうなケーブルだとは思うけど、これはAG03だけ買っても付いていないから、家を探してない場合は買うかiPhoneからの配信を諦めるかしかないな。

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挿したらこんな感じ

 

 

②マイクを接続する

次に、マイクを使う場合はXLR端子とマイクをケーブルで繋げます

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マイクのケーブルを挿す場所

 

コンデンサーマイクなどファンタム電源の供給が必要なマイクであれば、赤いスイッチを押します。

ダイナミックマイクなど電源供給が入らないマイクの時は赤いスイッチは押しません。

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マイクを挿すとこんな感じ

 

 

③ギターやキーボードを接続する

そして、ギターを使う場合は、シールドをギターのイラストが書いてあるところに指します。キーボードであれば、キーボードのイラストが書いてあるところに指します。

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ギター、キーボード接続

ギターとキーボードはどちらかしか使えません。

2台使う場合は、AG06という上位モデルが必要です。

ギターを使う場合は、スイッチを押します。

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ギターを挿すとこんな感じ

 

④ヘッドホンやイヤホンを接続する

さらに、ヘッドホンで音を聞く場合は、ヘッドホンを刺します。

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出力系を挿すところ

イヤホンにも赤白ケーブルにも対応しています。

もちろん、ヘッドホンとマイクが一体型になったヘッドセットにも対応しています。

ただし、ヘッドホン、イヤホンなどいっぺんには挿せますが、その中で1つしか音が出ません。

音を聞くものはどれか1つにしておきましょう。

ってかそんなに使う人は滅多にいないと思うのですが

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ヘッドホンを挿すとこんな感じ

 

⑤PCの音を設定する

次に、機械の真ん中にあるスイッチで機能を調整します。

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PCの音の設定

実況や歌ってみたなど、PCの音を配信に乗せるならば「Loop Back」、PCの音を流さないならば「Input Mix」にレバーを合わせます。

 

⑥電源を入れる

そして、使うコード類を挿したら、ツマミが全て0になっていることを確認してから電源を入れます。

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電源(ポチッとな)

別にツマミがそのままでも大丈夫な気がするのですが、音楽系の機材は壊れやすいものも多いので、ツマミを0にしてから電源を入れる方が安心です。

 

電源を入れてから行うこと

①それぞれのボリュームの調整

電源が入ったら、ツマミを回して、ボリュームを調整します。

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ボリュームの調整

マイクの音、ギターの音、PCの音の大きさを、それぞれに対応したツマミを回したり、レバーを上げ下げしたりしながら調節します。

自分のヘッドホンから聞こえる音も大事ですが、繋げている筐体(PCやiPhoneなど)で録音して、それを聞くのも確実です。

 

②コンプレッサー、イコライザー、エフェクトの調整

コンプレッサーやイコライザーエフェクターも必要ならばかけます。

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コンプレッサー、イコライザーエフェクター

初期設定の「COMP/EQ」ボタンは、ボリュームの大きさの振れ幅が大きく変化しないようになる効果がかかっていますので、正直ずっと押しておくのも良いと思います。

もちろん、PCで使うアプリの設定で変えられるので、お好きなものに変えても良いと思います。

 

初期設定の「EFFECT」ボタンは強烈なエコーがかかります。

この部分は設定でエコーを小さくした方が良いかもしれません。が、まあお好みです。

歌ってみたの場合は、エコーを小さくして、歌の最中にずっと押しておくと、カラオケのマイクのようにずっとエコーがかかっていい感じに聞こえます。

エコー以外のエフェクトもいろいろ用意されているので、時間があればPCに繋いでアプリで設定してみて、いろいろ試してみることをおすすめします。

ただし、コンプレッサー、イコライザー、エフェクトの設定は、機能がありすぎて時間を食うから沼やで

 

 

YAMAHA AG03を使ってみて思ったこと

ヘキサは現在、主にインスタライブやYouTubeでの生配信、そしてZoomやLINEでのオンライン通話やオンライン飲み会などに使っています。

使ってみて思ったことをそれぞれ紹介します。

 

Instagramで使ってみて

Instagramへは、電源を別で供給しながら、iPhoneYAMAHA AG03を接続して行っています。

iPhoneに直接繋いで、iPhoneから良い音質でギターの弾き語り配信をすることができています。

 

一応iPhone側での接続がうまくいっているのか、そして音のバランスは良いのかを確かめるために、ボイスメモアプリで実際に試しに2~30秒くらい弾き語ってみて、それを聞くことで、音量などのバランスを確かめてからInstagramに接続しています。

 

接続して、生配信を開始すると、もうそのまま伝わるので、とても簡単です。

友人かつ当ブログのライターであるテトにも何回かインスタライブの様子を見てもらいました。

生音で配信していた時よりも明らかに音質が向上し、声とギターの音のバランスも良くなって、聞き取りやすくなったよ。

 

やはり、iPhoneの内蔵マイクとオーディオインターフェイスの使用では雲泥の差だそうです。

 

ちなみに、ヘキサが使っているマイクはこちら。

tetragon64.hatenablog.jp

 

 

YouTubeで使ってみて

YouTubeへの生配信では、Mac BookにYAMAHA AG03を接続して使っています。

OBSをMacBookにダウンロードして、使用しています。

ゲームを接続して、Ladio Castというアプリでゲーム内の音を出力してからOBSで配信しているので、かなり負荷がかかります。

 

結構音のバランスを整えるのが難しく、自分で聞いている分には良いバランスだったのに、配信してみるとゲームの音が大きいなんてことがありました。

音量バランスの調整は課題ですが、十分に使えます。

 

正直PCに負荷がかかるので、ヘキサの使用するMacBookが吊るしのモデルで、あまり多くの負荷に耐えられないので、PC側の問題でうまく配信できていない感じがしましたが、今回の本題である音の配信についてはしっかりとできています

さすがやね。

 

 

オンライン通話で使ってみて

オンライン通話を使う時には、Mac BookにYAMAHA AG03を接続して使っています。

 

2020年4月現在、Google DUO、SkypeFaceTime、LINE純正電話アプリ、およびiOS純正電話アプリはiOS(iPhone/iPad)にてAG03は動作しません。

これらのアプリでAG03を接続させるためには、PCでの起動が必要になってきます。

 

少なくとも、LINEをPCで使う場合は、どのマイクやスピーカーで入出力するのかを選択できるので、もちろんAG03を選択して使うことができます。

iPhoneのLINE通話で使いたい人にとっては悲報やけど、PCで接続すれば良いだけの話なので、ヘキサは今の所困ってないで。

 

 

3つの少し大変だと思うところ

実機を使ってみて、少し大変だと思うことが3つあります。

 

①接続がちょっと面倒くさい

1つ目は、接続が少し面倒くさいなと思いました。

 

ヘキサの場合、ヘキサの部屋で家族が使うので、ヘキサのものを使ったら、一回一回片付ける必要があります。

そのため、使う時には接続して、使い終わったら解体して片付けることを繰り返しています。

その時に、マイクを出して繋いで、ギターをシールドで繋いで、配信するPCに繋いで、ヘッドホンに繋いで……というのが結構手間だなぁと感じます。

 

ただ、これは他のミキサーやオーディオインターフェイスを使用していても訪れる宿命なのでしょうがないですね。

 

②マイクをミュートするボタンがない!

2つ目は、マイクの音をミュートにするためには、音量をコントロールするレバーを下まで下げる必要があります。

 

配信中にマイクの音を切りたい時、もちろんギターの音を切りたい時、ミュートのボタンがあれば一発なのですが、それはありません。

だから、いちいちレバーを下げる必要があります。

 

別にレバーを下げるのが面倒なのではなく、戻ってきた時に、せっかくボリュームのバランスを調整したのに、そのバランスを完全に再現できる訳ではないということです。

レバーを下げる前にレバーの位置がどこにあったのかを覚えておく必要があります。

まあ多少のずれはヘキサは気にしませんが、仕事道具としてこれを使うのであれば、ミュートボタンがあった方が親切かなと思いました。

 

ちなみに、ヘッドホンのボリュームのミュートボタンはあります。

 

そっちは別にあってもなくてもええねん!!!

 

③エフェクトが細かすぎる!

3つ目は、PCでエフェクトを弄れる機能が細かすぎる!ことがメリットでもあり、少し大変です。

YAMAHA AGシリーズの専用アプリをPCにダウンロードすることで、AGシリーズの音の大きさやエフェクトの調整ができます。

細かいところまで調整でき、設定したエフェクトをボタン一つで使うことができるので、とても重宝します。

 

ただ、正直細かくてたくさん調整できるのはめちゃくちゃありがたいのですが。

正直そんなに使わない!!!

 

エフェクトの初期設定だと、めっちゃ反響するエフェクトがかかっていますが、正直弾き語りでボーカルを乗せるためなら小さめの方が良いということで、そのエフェクトを-15dbくらい小さくして使っています。

1回設定したら訳がわからなくなるので、それ以上動かしていません。

 

初期設定のままなら、数年前のYouTuberがよくやっていたギャグでしかない反響エフェクトで強調することしかできないので、これは用途があるなら変えたほうが良いです。

 

しかし、変えるにも説明がややこしく、正直手探りで沼にハマります。

だから、正直宝の持ち腐れです。

ちょっともったいないな。

 

そして、ここの設定をいじっている人をあまりみたことがない。

 

でも、1回設定すると、次に設定をいじるまでの間、設定したPC以外(例えばiPhoneとか)に繋いでも、その設定を引き継いでくれるので、PC で設定したエフェクトをiPhoneの方で反映できるところはとても素晴らしい機能だと思います。

これにはガチで感動したで。

 

 

おわりに

今回は、YAMAHA AG03という生配信用に特化した往年の名機ミキサー兼オーディオインターフェイスを紹介しました。

実際に購入してからおよそ半年くらい使用してからこの記事を書いているのですが、2021年現在でも他に変われる機械が少ないくらい完成されたクオリティで真価を発揮しています。

 

ヘキサはこれで十分すぎる性能だと考えています。

家で一人で使うならこれでかなり完成されていると感じます。

 

2014年製の機材ではありますが、発売から7年経った2021年現在でも使えているという恐ろしい完成具合です。

ヘキサと似たような需要がある方であれば2021年現在でもおすすめできる機材だと思います。

 

 

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

 

 

 

(ヘキサ)

 

 

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