この世には2種類の人間がいる。
ホラーが本質的に苦手な人と、絶叫スリル系が本質的に苦手な人。
あなたはどちらでしょうか。
ホラー本質的に無理派と絶叫マシン本質的に無理派に二分化できる説
これは私の持論です。
私が今まで生きてきた中で、経験としてうっすら感じてきたことでもあります。例えば、遊園地に行ってジェットコースターに乗ろうという話になったときに「俺ジェットコースター苦手なんだよね…それよりもお化け屋敷に行こう!」と嬉々としてお化けに会いに行くような人もいれば、絶叫マシンに何回も乗りに行くような人がその夜みんなで集まって電気を消してする怖い話で耳をこっそりふさいでたりします。
私は絶叫スリル大好きなのにホラーが苦手というタイプです。遊園地に行ってジェットコースターに一緒に乗るのを渋るような人に「ノリが悪いなぁ」と思ってしまうクセに、いざ自分がお化け屋敷に誘われると全力で嫌がってしまう人間です。タチが悪いです。
文化祭レベルのお化け屋敷でも嫌いです。泊りがけで友人と旅行にでも行ったときに夜中に誰かが怪談話でもしたものならすぐに布団に潜り寝る体制に入ります。真っ暗な場所として唯一許容しているのが寝るときの自分の部屋です。それ以外の真っ暗な状況で誰かが私のことを驚かそうとするものなら、たぶん次の瞬間には体の一部が痛くなっていると思います。私が殴ってしまうので。
「いや、そんなん絶叫マシンもホラーもどっちも苦手だよ!!!」という人も当然いると思います。ただ、『本質的に苦手なもの』とするとたいていはどちらかに絞り込めるのではないかと思います。そして、その本質的に苦手なものはどんなに頑張っても改善することはなく、寿命が縮むだけです。
「絶叫マシンもホラーもどっちも全然大丈夫。笑」みたいな人はただイキがってるだけです。自分の苦手な感覚から目をそらし続けた挙句心がマヒしてしまっただけかと思います。これからも安心して寿命を縮ませ続けてください。とりあえずホラーができるかできないかでマウント取って面白がる人は1回本物の幽霊に憑りつかれればいいのにと思います。
まあ半分冗談でこの持論を説明しましたが、この考えを私の持論とするに至った背景は『これが絶叫派もホラー派も相手を気遣い合える優しい世界を構築するための思考回路だ』と思ったからです。マジでホラーが得意な人は苦手な人を少しは気遣え。(切実)
まぁ確かにホラー苦手な人が怖がる姿を見るのが面白いって思考はわからんでもないですし自分もホラゲー実況は見たりするんで共感できるのですが、本気で嫌がってる人に対して執拗に面白がって強要するのはマジ理解できない。勧めてる人はたぶん本気で嫌がってるとか感じてないですからね。
ホラーゲーム
昨晩、友人の家に集まってオールでゲームして度々負けた人がリキュールをそのまま一口ずつ飲むっていう若いうちにしかできないようなバカっぽい遊びをしました。それで友人が持ってきたゲームにはスマブラとかマリオとかまあうってつけの対戦ゲームがあったのですが、なぜかそれに混じって『バイオハザード4』が入っていたのはマジで理解できませんでした。
対戦ゲームじゃないじゃん。え? こんなのやらないよね~とタカをくくっていたら夜中の3時ごろという夜も更けた最悪のタイミングでやることになってしまいました。
しかも、ソフトを持ってきた既プレイの友人は負ける要素がないしつまらないよねという理由で、プレイするのは寝ていない私ともう1人だけという状況。助けて。
テト、人生で初めてホラゲーをプレイ。
部屋の電気全部消してテレビの音量MAXにして、ホラー苦手な人が取り付く島もない最悪の状況。ゲームのコントローラー握るのがこれほど怖く感じたことはないし、たぶんこれからもないと思います。てかもう味わいたくない。
バイオハザードは別シリーズの実況プレイ動画を何本も見たことはあるのですが、見るのとやるのとでは全然違う。あと家に帰ってからYouTubeにあるバイオハザード4の実況プレイ見て音量がでかすぎたことに気づきました。ホラゲーのBGMとかSEマジで無理。音でビックリさせてくるの本当に勘弁。もう絶対バイオやらない。
ゲーム自体は下手ではないと思うので(イージーでやったこともあり)特にダメージを受けずに死ななかったのですが、敵を5人ぐらい倒しただけで心のダメージは相当削りました。ちょっと敵倒しただけで「もういいでしょ交代しよ」とばっかり言ってました。後で友人がインスタにあげたストーリーみてみたらほんとに情けない声あげてて笑った。
ホラゲーはもう見てるだけでいい。
好きなのに嫌い
前述したとおりホラゲーのゲーム実況とかはよく見るんですよ。で、そういうゲーム実況見ていくうちに、ストーリーとかが好きなホラーゲームを発見したりして、「これ、買ってちょっとやってみようかな」と思ったりするんですが、今回バイオ4やって絶対買わないことに決めました。絶対できる気がしない。
ホラゲーがやるのも見るのも苦手って人は絶対に検索しないほうがいいので動画とかも載せないでおきますが、『SIREN』っていうホラゲーが個人的にすごく好みで。めっちゃ怖いし動画とかみると夜トイレに行けなくなるんですけど、なんかすごく惹かれて、怖いもの見たさで見てしまうんですよね。買ってやってみようかと思うぐらいには好きになってしまったのですが、絶対にやめたほうがいいと思い知りました。ちなみにSIREN好きが高じて影響を受けて曲まで作ってしまったものがこちらになります(隙あらば宣伝)。プレイしたことないのに。
インスピレーション受けてホラゲー苦手な人が作った曲なだけなんで怖い声とか入ってないです。念のため。
ホラゲーの雰囲気ってすごく好きというか、霊的なもの、得体の知れない怖さのようなものを表現したものにはすごく惹かれるのですが、同時に大嫌いでもあるという。一見矛盾したような感情が存在しています。
ホラーの表現する物語に入り込んでしまって、結果本当に怖がり過ぎてしまうという、ジレンマのようなものが私の中には存在しています。
つまるところ、『怖いもの見たさ』という言葉が狂うぐらいに当てはまっている、そんなことに気づいた昨晩でした。
これからもずっと見る専
昨日バイオやらされてるときには「世の中からホラゲーなんてなくなればいいのに」と本気で一瞬思いましたが、一晩明けて冷静になって考えてみたらそれは困ると思いました。
私はこれからも、他人がやっているプレイを、動画サイトの画面越しに、見てそれでも怖がりながら楽しみたいと思います。
でも絶対私の所持するゲーム機にホラゲーを入れることはしたくないです。絶対しない。無理。ほんとに。私にとってゲームは心の平和。
……って書きながら、今この記事を執筆しているPC=マイパソコンの中に青鬼入ってることを思い出しました。ダウンロードしたのは確か中学生の頃だった気がする。何血迷ったことしてくれちゃってんの中学生の俺。