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テト・ペンタ・ヘキサの3人組によるゆるふわ系ブログ

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2017年にアルバムをリリースしたおすすめインディーズバンド3選

どうも、本ブログのインディーズ担当(?)ことペンタです。

 

今日は、2017年にアルバムをリリースしたインディーズバンドの中から、個人的におすすめの3組を紹介します。

バンドの紹介とアルバムのレビューが半分半分という感じになっています。

 

 

今回のチョイスのポイント・条件としては、

①今年(2017年)にフルアルバムをリリースしている

②現在メジャーで活動していないインディーズバンドである

③僕が個人的にめちゃくちゃ気に入っている

という感じです(特に③が重要)。

 

インディーズバンドなんて、言い方は悪いですが掃いて捨てるほどいるんですよ。

その中から少しでも厳選するための材料として、フルアルバムをリリースしたことを条件にしました。

 

インディーズのバンドって、シングルはもちろんですが、ミニアルバムを出すことが多いような気がしています。

もちろんミニアルバム自体を批判するわけではありません。

ただ、やはりフルアルバムと比べてしまうと制作・リリースすることへの覚悟や取り組む姿勢がまた変わってくると思うんです。

それに加えて、しっかりと構成されたフルアルバムが個人的に好きだからという理由でこのように条件を設定しました。曲がいっぱい聴けるのって幸せだよね。

 

また、僕は音楽及びインディーズバンドに特別に造詣が深いわけではありません。

毎日のようにライブハウスに通って、毎週のようにCDを購入しているわけでもありません。(お金と時間があればそんな生活がしてみたい…)

あくまで「普通の」音楽好きの視点から、自分が知っている範囲で最大限おすすめしたいバンドを選んだかたちです。

 

何が言いたいかというと、「俺が知らない/聴いていないバンドは載ってないよ!」ということでございます。

 

 

yule /『Symbol』

yuleは、デビューアルバムの『Symbol』を今年の2月にリリースした6人編成のバンドです。

 

このアルバムはソフォリフィールドカンパニーから出されましたが、ソフォリフィールドというと、インストバンドRegaが所属していたレーベルとして聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

そんなレーベルからデビューアルバムをリリースしたバンドということで、必然的に期待値が上がってしまいますね。

 

yuleの音楽は、ケルト音楽や北欧音楽などの影響を多分に感じさせるサウンドと、おとぎ話や絵本の世界に迷い込んでしまったかのような歌詞によって織り成されます。

 

いわゆる「バンド音楽」とは一線を画した音楽性であることを感じます。

今のバンドシーンでこのような音楽をやっているバンドは僕には思いつかないですね(ただの無知)

 

あまり聞き馴染みのない音楽のはずなのに、どこか懐かしさすら感じさせる、ある種の原体験のような音楽がyuleの魅力だと思います。

いい意味で万人受けするような、普遍的なポップネスを鳴らすアルバムになっているのではないでしょうか。

 

 

このトレイラーを聴いてもらえばわかると思いますが、yuleの楽曲に使われている楽器は非常に多彩です。

ざっと聴いただけでも混声ボーカル、アコギ、エレキギター、ベース、ドラム、鉄琴、鈴、シンセ、などが鳴っているのが分かりますね。

これだけの音を鳴らすことができるのも、6人という大人数での編成であることの強みではないでしょうか。

 

その編成も相まって、バンドとは思えないほど壮大なサウンドになっていますが、これはライブに行くとより強く感じます。

ライブでは、シューゲイザーを思わせるような浮遊感と二人のボーカルの暖かさを全身で味わうことができます。

すべての音が溶け合い、多幸感が空間を満たしていく感覚は、是非一度ライブに足を運んで感じてほしいですね。

 

 

物語の始まりを告げるようなシンセのメロディをイントロに持ってきたこのアルバムは、全体を通して1つの物語性を感じさせるものになっています。

そこに一貫して描かれているのは、豊かな自然に囲まれた街を思わせる風景です。

僕自身、あまり人が多い空間が好きではないので、このようなのどかな雰囲気には憧れる部分がありますね。引きこもりとか言わないで。

 

yuleの楽曲を特徴づけているのは、多くの曲で取り入れられている3拍子と、ケルティック祝祭感だと思います。

他のバンドだと、3拍子は楽曲のバリエーションとして印象を変えるための手段的に使っていることが多いですが、yuleは3拍子をごく自然なものとして取り入れています。

(おそらく)ケルト音楽などに慣れ親しんできた下地を持つからこその強みと言えるのではないでしょうか。

 

今作の3拍子曲としては3曲目の「sleepless sleep」がとくにおすすめです。

アルバムのバージョンとは少し違いますが…。

yuleの中ではかなりアップテンポであり、先ほど書いたようにまさにお祭りのような感じで思わず踊りだしたくなるような曲になっています。

終始鳴らされている鉄琴の音が印象的で、聴いていてとても気持ちがいいです。

 

余談ですが、このアルバムではレコーディング・ミキシング・マスタリングをすべて自分たちで行ったそうなんです。

通常はどれも専門のエンジニアのもとで行われるほど高度な技術が求められるのですが、完全にセルフプロデュースとなっているとは…。

 

アルバムのレコーディングを始めてから完成までに1年弱かかったとライブで言っていました。

それだけの労力を注ぎ込んだだけあり、他のバンドの音源と比べても聴き劣りしないような、なんならこのアルバムのほうが良い音をしているように感じるほどのクオリティとなっています。

 

 

アルバムの中では、歌詞に「街」「旅」「探す」「夜」などの語句が度々使われています。

掴みどころのない夢の中の物語のような、けれどもどこか身近に感じられるような暖かさが歌詞に込められているように思います。

今の自分達が置かれている状況に少し物足りなさを感じていて、さらなる理想の空間を追い求めるけれどもたどり着くことはできない。

そんなもどかしさや雄大な自然に対する人の儚さ、そしてyuleが理想として描く原風景、それらがすっと心に染み込んできて隙間を埋めてくれます。

 

 

聴いているうちに自然と旅に出たくなるようなyuleの音楽をぜひ堪能してください。

 

 

おすすめのトラック

M.3 sleepless sleep

M.9 ゴーストタウン

M.11 羊が眠る頃

 

Symbol

Symbol

 

 

For Tracy Hyde /『he(r)art』

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次に紹介するのが、インディー・ポップシーンで話題になっているバンド、For Tracy Hydeの2枚目のフルアルバム『he(r)art』です。

 

彼らは既存の様々なバンド、音楽からの影響を公言しており、パクリと呼ばれることすら厭わないレベルで自分たちの作品に反映させています。

正直、その元ネタなどについて僕の音楽的な素養のなさが露見してしまうのでこのバンドを扱うのには微妙に抵抗がありました。

まあ、このアルバムが傑作なのは揺るがない事実ですし、僕の音楽への知識が乏しいのも事実なので、そこは開き直って自分なりに紹介していきたいと思います。

 

 

For Tracy Hydeは、以前にはラブリーサマーちゃんがボーカルとして参加していたこともあるシューゲイザー/インディー・ポップバンドです。

バンドの中心人物であるbot氏の圧倒的なソングライティング能力で生み出される楽曲群は、まさに良曲揃い。

正直、メロディ及び楽曲それ自体のクオリティでFor Tracy Hydeに並ぶバンドはほとんどいないのではないでしょうか。

 

彼らは去年にデビューアルバムとなる『Film Bleu』をリリースしていて、その青さや透明感、この上ないポップさに僕は完全にノックアウトされてしまいました。

 

そんなFor Tracy Hydeによる今作は、過去の音楽へのリスペクトオマージュをふんだんに盛り込みつつ、夏bot氏のセンスが爆発した会心の名盤となっています。

 

ここ1,2年はSuchm○sや某「音楽は魔法」だと仰るバンドなど、シティ・ポップと呼ばれるものが急激に主流になってきています。

そんなシティ・ポップで飽和した音楽シーンに風穴を開ける1枚となっているのがこの『he(r)art』です!

 

前作が海辺の田舎町の夏を描いたような作品であったのに対して、今作は「東京」をテーマにどこか冷たさを感じさせながらも、同時に甘い雰囲気をも併せ持つ作品です。

また、個人的には前作の『Film Bleu』は一冊の小説であり、それに対して今作は1つの映画として作り上げられているように思えます。

 

このアルバムは、映画の冒頭部分を思わせるようなインストから始まります。これは上述したyuleの『Symbol』と近いものを感じますね。

 

リード曲である「Floor」は、The 1975「She’s American」のオマージュだと思います。

bot氏は事あるごとにThe 1975好きを公言しているのですが、The 1975とシティ・ポップを見事に融合させた楽曲となっています。

今作の中ではトップクラスに踊れる曲となっていて、個人的にポイント高いです。

 

 

The 1975のオマージュというと、「放物線」のイントロのドラムは完全に「The City」のそれですね。

なんならドラムの音作りまで寄せていっているような…。訴えられたら負けるのでは?

しかし、そこから気怠げなボーカルが入ってくるのには意表を突かれました。

その後のサビで畳み掛けるような歌になるという展開が好きです。

 

 

ファンク、ヒップホップを思わせるドラムから始まるアフターダークでは、ゆったりとしたビートに乗せて都会の夜が甘く歌われます。

ボーカルであるeurekaさんの甘く儚げで、少し不安定さを感じさせるような歌声はFor Tracy Hydeの楽曲にぴったりですね。

 

そして、この曲ではeurekaさんのラップを聴くことができてしまうんです!

ちょっとぎこちない感じのするラップは、もはやあざとさすら感じてしまいます。なんならちょっと萌えます

 

 

Leica Daydream」は、アップテンポな点やキラキラ感など、前作の楽曲群とかなり近い雰囲気があります。

前作のトレイラー映像。

 

この曲はカメラ・写真をモチーフにしているものでしょう。

「好きな花を選び取っても、そこには永遠はないの」と笑う、

そんな君を永遠にしたくて、僕はファインダーの向こうを覗いて見るよ」

 

Leica Daydream 作詞・作曲:管梓

という歌詞からそのことがうかがえます。

カメラで瞬間を切り取るという点で、なんとなく東京事変の「閃光少女」を思い出しました。

 

調べてみたら、タイトルにある「Leica」とはドイツのカメラメーカーなんですね。

カメラメーカーの「Leica」としてだけでなく、「Like a」とのダブルミーニングになっていたりするのでしょうか?

発音するとどちらも「ライカ」ってなりますよね。

違っていたら恥ずかしいですね。

 

 

「Just for a Night」では、映画のBGMのようにシンセとドラムがミニマルに繰り返されたのちに、ポエトリーリーディングが始まります。

どこか達観したような、それでいて大人になりきれないままでいるような、心の深いところに入り込んでくる詩の世界は、不可思議/wonderboyを彷彿とさせます。

 

不可思議/wonderboyは、ポエトリーリーディングにおいて圧倒的な影響力を持つ人物だと思うのですが、このアルバムの感想などで彼に言及している人は見受けられませんでした。

この時代にポエトリーリーディングをするのなら、彼の影響を受けていないはずはないと思うんだけどな…。

 

 

アルバムで唯一、明確に男女のツインボーカルとなっているのが「Teen Flick」です。

この曲は何と言っても疾走感があってかっこいい!

 

男声を担当している夏bot氏、ボーカルとしてもかなり良い声してますね。

彼のコーラスは様々な楽曲で聴くことができるのですが、ここまでメインで歌っているのはこの曲だけです。

これからもっとこんな感じに混声ボーカルの曲が増えると嬉しいですね(個人的な趣味)。

 

 

あざとさすら感じるほどわかりやすいシティ・ポップからシューゲイザー、さらには王道的なポップロックやラップにポエトリーリーディングと、これだけ多様な楽曲が1つのアルバムに凝縮されています。

多彩なジャンルの楽曲をかなりのクオリティでまとめ上げ、アルバムとして何の違和感もなく聴くことができるようにしているそのセンスが半端じゃないですね。

 

彼らは自分たちで言及しているだけでもDIIV、ART-SCHOOL、RIDE、My Bloody Valentineやその他多数のバンドに影響を受けているみたいです。

残念ながらそれらの殆どをろくに聴いたことがないので、The 1975の要素が強いところしか触れられませんでした…。

多分その辺分かる人が聞くともっと面白い作品なのではないでしょうか。

 

 

 

圧倒的な美しさを追い求めるFor Tracy Hyde、ぜひ聴いてください。

これからは間違いなく今まで以上に売れていきますよ!

 

 

 

 

おすすめのトラック

M.7 Leica Daydream

M.13 放物線

M.14 Just for a Night

 

ハート

ハート

 

 

 

 

Heavenstamp /『天国印鑑を聴きなさい』

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最後に紹介するのは、僕が最も好きなバンドとしておなじみの(?)Heavenstamp『天国印鑑を聴きなさい』です!

愛が深すぎるあまり個人的な感情入りまくりの文章になると思いますのでご了承ください。

 

ボーカル/ギターのSally#CinnamonとギターのTomoya.SからなるHeavenstampは、UKロックやシューゲイザー、クラブミュージックなどの影響を受けた音楽性のバンドです。

彼らは一度メジャーデビューした後に、再びインディーズへと戻って活動を続けています。

 

TomoyaさんはSuperflyに多数の楽曲提供をしており、またSuperflyのアルバムにはサリーさんも作詞で参加しているなど、その実力は間違いのないものです。

楽曲提供したものの一例ですが、みなさんも知らないうちにHeavenstampのサウンドの片鱗に触れているかも?

 

Heavenstampの魅力は、ギターリフや楽曲のサウンド、そしてサリーさんの突き抜けるようなボーカルだと思っています。

メジャーデビュー時の楽曲ですが、スラップによるシンプルなギターリフから始まり、BPM120の4つ打ちにUK然としたサウンド、そして力強くハリのある歌声と、Heavenstampの魅力が凝縮された1曲です。

他の楽曲を聴くとUKロックの影響が特に強いことがわかりますが、そのまま洋楽を鳴らそうとしているのではなく、彼らなりに消化した音楽としてこのサウンドになっているように感じます。

 

そんなHeavenstampが今年リリースした『天国印鑑を聴きなさい』は、Heavenstampとして3年ぶりの新作、そしてじつに5年ぶりのフルアルバムなんです!

ライブのMCでこのアルバムのリリースが発表されたときは、あまりの嬉しさに思わず叫びました

それくらいこのアルバムには期待をしていたのですが、Heavenstampはその期待を軽々と超えてくれました

 

ちなみに、アルバムタイトルの『天国印鑑を聴きなさい』は「Listen to Heavenstamp」を機械翻訳したらこんな感じになるのでは?ということで決まったらしいです(ライブのMCにて)。

そういう茶目っ気があるところ好き(はーと)。

かなり自信に満ちた作品になっていることがタイトルにあらわれていますね。

 

 

 

 

アルバムの1曲目を飾る『愛を込めて、ウェンディ』は、厚みのある独特なコーラスが印象的な1曲です。

ピーターパンに出てくるウェンディという少女を描いたもので、可愛らしさと同時に傲慢さや生々しい欲望なども描いたような歌詞になっています。

ライブではギターボーカルのサリーさんと、ベース兼バスドラム(!)のTomoya2人だけで演奏されるのですが、それほどにシンプルな編成でありながら聴かせる力は流石ですね。

 

 

 

続く2曲目は、今作随一のロックチューンである「Plastic Boy Plastic Girl」です。

タイピングが微妙に間に合っていないところがツボ。

 

繰り返されるギターのリフがかっこいいです。

このギターフレーズはHypeで使われているものと近いような感じがしますが、「Hype」ではカッティングがメインのリフなのに対して、こちらではこのフレーズをメインリフに使っているのが面白いですね。

この動画の左チャンネルから聞こえてくるギターです。

そして、前述の突き抜けるようなボーカルを聴くことができておすすめです。

歌詞的には、右にならえで画一化されてしまうこの社会を皮肉っているのかなと思います。

 

 

「夏の抜け殻」ではサリーさんの優しくも力強い歌声を堪能することができます。

これまでにないほど内面をさらけ出した歌詞で、どこか自分のことを歌われているような感覚を覚えてしまいます。

このような歌詞を書くようになったということで、Heavenstamp新たな一面を垣間見たような気がします。

 

 

次の「カフェモカ(Latifa)」という曲は、イギリスに滞在していた時の様子をもとに作った曲だそうです(ライブのMCにて)。

イギリスのホテルに滞在していたときに近くのカフェによく通っていて、そこで出会った女性の店員さんがあまりにも眩しくて曲にしてしまったとか。

たしかに、柔らかくてきれいな曲ですよね。

しかしながら、歌詞ではなんとも救いのない女性が描かれている気がするんですがなぜでしょうか…。

タイトルの「Latifa」というのは、アラビア語圏で女性につけられる名前みたいです。

ということはカフェの店員さんの名前なのかな?

 

 

サビから始まる「頬を染めたり」は、何気ない日常を描いた歌詞ではあるのですがそれが心にしみます。

この曲では終始タンリンが鳴らされているのですが、タンリンが入ると急に洋楽感が増す気がするのは僕だけでしょうか。

日本のバンドってタンリンをあまり使わない印象です。

 

序盤のサビからAメロに入るときの展開が意外すぎて最初は戸惑いました。

そのときに

家で抱えて眠る

 

頬を染めたり 作詞・作曲:Tomoya.S

と言う歌詞があるのですが、「家」の部分が「Yeah」にも聞こえるという面白い言葉遊びがされています。

曲の最後ではその部分がほんとに「Yeah!」になっているんですよね。

Heavenstampの魅力の1つに、韻を踏んだ言葉遊びのような歌詞があるのですが、個人的にこれは新たなパターンでした。

 

 

特徴的なドラムのパターンが続く「Dr. Moonlight」は、ライブではかなり前から演奏されている曲のはずです。

僕が初めてHeavenstampのライブを観に行ったときも演っていたような…。

とても儚げできれいな曲として気になっていたので、今回のアルバムに収録されていてとても嬉しかったです。

 

この曲を聴いていると浄化される気がします。なんなら天に召されるのでは、という感じです。

このドラムのパターンはモータウンビートを少し崩した形になるのかな?

四つ打ちの曲が多いバンドなのですが、こういうリズムもいいですね。

 

 

 

本アルバムのリード曲「Around the World」は、非常に壮大なスケール感のある楽曲になっています。

人間としての普遍的な幸せを求めるこの曲は、これからのHeavenstampの姿勢を示しているようにも感じられます。

歌詞も楽曲もまさに名曲と呼ぶにふさわしいものではないでしょうか?

 

また、この曲はライブのラストソングとして定番で、サビの「ウォオオオーオー」という部分はシンガロングになるのです!

その時の会場の一体感は最高ですよ。まさに幸せ空間。

ステージ上の2人がもはや神々しく見える瞬間です。

 

 

「Monday Morning」では、普段ギターとコーラスを務めるTomoyaがメインボーカルとなります。

この曲以外でTomoyaさんの歌声をこれ程聞ける曲はありません

Tomoyaさんは以前組んでいたバンドではボーカルをしていたらしいので、流石に歌がうまいですね…。

Heavenstampとして新たなことに挑戦していきたいという強い意志を感じます。

 

 

「ダークサイドへおいでよ」は、冒頭で紹介した「Stand by you」のものと似たシンプルなギタースラップが印象的です。

左右のギターが微妙に違うリズムでありながら、要所で結びつく感じが気持ちいいですね。

 

また、サビのメロディや言葉の使い方など、1曲目の「愛を込めて、ウェンディ」と近いものを感じます。

こんな感じにメロディや歌詞を詰め込んでくるサビ、個人的にかなり好きです。

サリー節炸裂!といった感じの、毒を吐きつつも痛快な歌詞の1曲です。

 

 

アルバムの最後を締めるのが、シューゲイザー色の強い春の嵐です。

深いリバーブの掛かったギターに乗せた、甘く切ないボーカルが最高!

包み込むようなコーラスとギターのサウンドによって気持ちのいい浮遊感を感じられます。

アルバムの最後にシューゲな曲を持ってくるのは、ファーストアルバムHEAVENSTAMP』の「Ω」と同様ですね。こだわりかしら。

個人的に、Heavenstampにはもっとこんな感じのシューゲイザーの影響が強い曲を作って欲しいです。

 

 

Heavenstampだけ全曲レビューしてしまった…。

 

TomoyaさんがライブのMCで「このアルバムは人生のサウンドトラックとなるアルバムだ」という旨の発言をしていたのですが、その発言は誇張されたものではなくそれだけの価値がある超名盤だと思います。

これまでの作品からさらなる進化を遂げた『天国印鑑を聴きなさい』は、まさに音楽ファン必聴の1枚ではないでしょうか。

 

邦楽ファンも洋楽ファンも関係なく飲み込めるバンドだと思っています。

Heavenstampが売れない音楽シーンに未来はない!と言いたいくらいにおすすめです。ぜひに。

 

おすすめのトラック

M.1 愛を込めて、ウェンディ

M.7 Around the World

M.10 春の嵐

 

天国印鑑を聴きなさい

天国印鑑を聴きなさい

 

 

 

さいごに

僕がおすすめするインディーズバンドとしてyuleFor Tracy HydeHeavenstampの3組の紹介記事でした。

 

筆が乗ってくるに連れてどんどん文量が増えていってます

yuleとHeavenstampでは文字数に2倍の差がついてしまいました。流石に笑うしかない。

 

書いてから気づいたのですが、どのバンドも女性ボーカル+男性コーラスまたは混声のツインボーカルとなっていますね。

女性ボーカルが好きなのは以前から自覚しているのですが、思わぬところで好きなバンドの共通点が見つかってしまいました。完全に性癖が漏れてますねこれ。

 

結局のところ、今気に入っているバンド/アルバム3選というかたちでしたがいかがだったでしょうか?

音楽を紹介するメディアとしては活字ってめちゃくちゃ弱いと思うんですけど、それでもこの記事を読んでどれかひと組でも気に入るバンドが見つかったらうれしいです。

 

それでは。