テトたちのにっきちょう

テト・ペンタ・ヘキサの3人組によるゆるふわ系ブログ

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年末年始に、書籍の自炊・電子化を進めてみませんか?

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 こんにちは。テトです。

 2020年も残すところあと1日ですね。

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 年末年始の大掃除は進んでいますか?

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 ふと、本棚に目をやると、持っている本が本棚を圧迫していませんか?
 でも新しい本棚を置くスペースがない…

 

 そんな時に便利なのが! 書籍を裁断・スキャンしPDFにして電子ファイル化する"自炊"です。

 

 今回はそんな自炊のメリットと、始める前の疑問点・不安を解消していきたいと思います。

 

 

自炊のメリット

 まず、私が自炊生活を始めることによって得られたメリットを示していきたいと思います。

 

省スペース化

 第一に分かりやすい点がコレ。当たり前ですが、自炊すればするほど本棚のスペースが空きます。

 読み終えたけれども、捨てたりタダ同然で売るにはもったいない、いつか読み返す時がくるかも……そう思って本棚のスペースを占有している本はありませんか?
 そして、新しい本を買ってきてもなかなか本棚に入れることができない、ということになってしまいがち。

 そんな時、自炊してしまえば、決まった本棚のスペースでやりくりしながら、所持する書籍の数を無限に増やすことができます

 

 もちろん、モノとして取っておきたい本はそのままで。

 個人的な自炊する書籍の線引きは、「モノとして取っておきたい」「貸して布教したい」と思うか否かで判断しています。
 そうしていくうちに、本棚には自分にとって魅力的な本ばかりが集まる場所になり、視界に映るとテンションが上がります。

 

 ちなみに「モノとして取っておきたい」という感情については、過去にペンタがCDバージョンとして書いてくれてますね。

tetragon64.hatenablog.jp

 今回の話と重なる部分があると思います。

 

スマホを無限の本棚に

 自炊をして書籍を電子化すると、スマホに書籍を入れて持ち運ぶことができるようになります。
 私はDropboxというクラウドサービスに保存しておいて、PC・iPhoneiPadどこからでも好きな時に読めるようにしています。

 外出先、特に電車の中などは本を広げられる姿勢になることが難しいので、電子化しておくと片手で読むことができます。

 他にも、実物の本だと最初の方・最後の方を読む時の持ち方が難しかったりしますが、電子書籍だとそういうのがありません。

 

文字検索ができる

 これ、かなり便利です。

 本を読み終えてから何年か経って、「そういえばあの言説ってどこに書いてあったっけ……」となることがままあります。
 著者までは分かるものの、どの本の何ページに書いてあったか思い出せず数冊パラパラとめくって、結局パラパラめくった程度では特定できずうやむやになったことが幾度となくありました。

 何度「検索できたらなぁ」と思ったことか。

 

 電子化したらそれができます!

 自炊したら勝手にOCR機能で文字認識してくれます。めちゃくちゃ便利。

 

過去の本を安く読める

 これに関しては、Kindleなどの電子書籍販売との対比ですが、そうした電子書籍はその多くが発行年月日にかかわらず定価に近い値段です。
 しかし、時たまBOOKOFFで中古の本を買ったりする身からすれば、少々割高に感じてしまいます。

 そんな時は、中古の本を購入して自炊すれば格安で電子書籍として読むことができます。

 多少の使用感は自炊してしまえば問題なく、過度の汚れがなければそれだけで十分です。
 特に昔の漫画などは一冊100円で売ってたりするので、たくさん買って自炊すれば永久的なスマホ漫画喫茶の完成です。

 

 また、ネットのどこかで他の自炊erさんが言っていたのですが、その方が漫画の自炊をするきっかけの一つとして「市販の電子書籍には表紙のカバーの中の絵が入っていないことがある」というのを挙げていました。
 一部のマンガにはオマケ的な4コマなどがあったりするので、収録されていない可能性がある市販の電子書籍よりも確実に取り入れることができます。

 

自炊はここがデメリット?

 次に、私も自炊生活に乗り出す前に感じていた不安・疑問点を挙げ、それについて解説していきたいと思います。

 

Q.自炊って違法じゃないの?

A.個人利用であれば著作物を裁断してのスキャン・PDF化は合法です。

 論拠は著作権法30条1項です。

(私的使用のための複製)
第三十条  著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。

  要するに、自分または家族の範囲内で、ただ単に閲覧して楽しむために著作物を裁断して電子化する分にはOKということです。

 もちろん、大多数の人の目の及ぶところにデータをアップロード・または販売するのはNG。

 

 また「自炊代行」という、本を郵送するとそれを勝手に裁断しPDFにして送信してくれる、自身で機材を購入する必要のない自炊サービスを行っている会社がありますが、現時点では限りなく黒に近いグレーなので利用するのはやめておいたほうがいいでしょう。

 

Q.手間とか時間かかるんじゃないの?

 どれくらいの品質でスキャンするかにもよりますが、カラー・最高品質でスキャンした場合でも雑誌一冊15分くらいです。そんなに綺麗じゃなくてもいい場合はグレートーン・標準品質でスキャンすると1枚1秒くらい?なので遅くとも4~5分で終わります。スキャンしている間に次の本を裁断すればスムーズに自炊できるので、1日50冊とか行けます。

 

Q.メンテナンスが大変そう

 メンテナンス、全くしなくていいわけではありませんが、私の雑な管理でも200冊程度自炊して大きなメンテは必要になってません。スキャン部にゴミがついたときにはお知らせしてくれるので都度大雑把にサッと拭いてます

 一応、消耗品になっている部品もあるので将来交換が必要になるみたいですが、200冊自炊した今のところその兆候は全くありません。1000冊は余裕でいけるのではと思っています。

 

Q.データサイズがかさみそう……

  これまたどれくらいの品質で保存するかにもよりますが、文庫などのグレートーンでスキャンしていいもので一冊10MB、雑誌などの全部カラーで必要なもので一冊300MBほどです。私の場合は見やすさを重視してちょっと品質を上げてスキャンしているので、そういうのをあまり気にしない人はもっと削減できると思います。

 

Q.でも、お高いんでしょ?

 はい、高いです。

 私が使っているスキャナーが45000円、裁断機が10000円ほどです。

 パッと出せるような金額ではないです。

 ですが、私はそれに見合うだけの価値があると思っています。

 

 考えてもみてください。何千冊もの本のスペースを削減できる機材が手に入ると思えばそれほど高くはないかもしれません。
 しかも、検索すらできるのです。そしてもとより電子書籍派の人も、中古で購入し自炊することで節約することができます。

 スキャナーも裁断機も、半永久的に使うことができるような機材です。手に入れたら即・本棚の整理ができる優れものです。

 私は、買ったら後悔してしまうかもな~と思いつつ購入し、今では買って良かったと思えるモノになりました。

 中古でも売られていますが、前述の通り消耗品の部品があって状態が気になるし、中古の割にはそれほど安く売っているわけでもないので、私は新品で揃えました。新品だと品質も保証されているしオススメです。

 

 使い方の詳細は今度レビュー記事にて書きたいと思っています。

 

 

まとめ

 ということで、今回は私が一年前から行っている書籍の自炊についてお話してみました。

 年末年始の大掃除、本の処分に悩むくらいなら、いっそ自炊してから処分してみては?ということで、私も自炊することで本の処分に踏ん切りがついています。今年も多くの本を処分でき、かなりスッキリしました。

 年末年始の大掃除、すっきりしてから2021年をスタートさせてみてはいかがでしょうか?

 

 

おまけ

 ジャスタ自炊!


DJみそしるとMCごはん 『ジャスタジスイ』

 自炊違いや。

 

 鬼滅の刃、相も変わらず巻数揃わないです……

 最近はもう本屋に行く機会も少なくなってしまったので、19巻まで揃ったもののそれ以降はいつ行ってもなく……

 ただ、贔屓にしている本屋さんから買うと決めているので、そこで入荷されて出会えるのを待つべし! です。

 (鬼滅の刃は自炊せずにモノとして取っておいてます)

 

 White Islandの前に公開しようと思ったけど間に合わんかった……めちゃくちゃ良かったです! 明日も楽しみ~

 

(テト)