テトたちのにっきちょう

テト・ペンタ・ヘキサの3人組によるゆるふわ系ブログ

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「ウィズコロナ」の今、ライブを考えたわけ。

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 前々回・前回と続いてきたライブの話も今回で区切りです。

 

前々回:なぜライブに行くのか?について -テトの考え-

前回:【後編】なぜライブに行くのか -テトの考え-【小規模ライブ編】

 

 

 

元に戻ると考えない

 まずライブから目を離して、新型コロナが発生している現状について目を向けてみます。

 3月頃は、今はつらいけれど長くとも1年以内にはこういう状況が終息するんじゃないかといったような謎の楽観視が共有されていたような気がします。
 「コロナが終わったら○○しようね」とか「終息するまでは我慢だね」とか。

 そのような会話をしながら緊急事態宣言の解除を待ちわびていましたが、4、5月にさしかかるにつれて、また緊急事態宣言の解除が現実味を帯びてくるにつれて「待ち望んでいたのはこんなものじゃない……」と薄々勘付きました。

 

 メタグラードンが復活したときに山寺宏一演じるバトラーが「私が復活させたかったのはこんなものじゃない……」と呆然としたような感じですね。誰が通じんねんこれ。

 

 人間がコロナを克服するには、2年後? 3年後? 或いはもっと先? のワクチンの完成を待たなければなりません。
 そう考えると、安易に「いつ元に戻るか」とか、「完全に元に戻る」というのは、考えないほうがいいように思います。

 元通りの世界を渇望しすぎるのは、精神衛生上よくない気がしますしね。今自分にできることを淡々とやって、あとは普通に暮らしていくのがやるべきことなのかなぁと。新しい生活様式も含めて、常識がどう変わっていくのか。まさに人事を尽くして、天命を待っている状態。

 

 

ライブは

 では、ライブはどうなのか。ご存じの通り、あらゆる経済活動が再開される段階の中で、ライブイベントは完全に最後に位置付けられています。そりゃそうですよね。屋外施設ならまだしも、基本は屋内で、知らない人が隣り合わせに座って、ステージ上のアーティストに歓声を送って……。ライブを楽しんでいた我々にとって新型コロナは天敵以外の何物でもない。

 でもライブだけは「元通り」の世界になることを考えてしまっています。これまでの「なぜライブに行くのか」記事を書くときに脳裏に浮かぶのはいつでも人と人とが密接であって、歓声も当然あるあの時の思い出。これだけは譲れない、というものがありますね。

 

 ソーシャルディスタンスという言葉が話題になっていますが、もし仮にコンサートホールでその距離を取った場合を撮った写真が公開されていて、想像はできていたものの衝撃を受けました。

 

www.facebook.com

 

こんなに広くて60人しか入らない。これ一目見たら大失敗したイベントだなって思っちゃいますよ。これが「ウィズコロナ」で新たな常識となるかもしれないライブの姿だと思うと……複雑に感じました。

 そして、こう見てみると、イベントの単なる参加人数よりも、イベント会場のキャパシティと人数の比率のほうが重要にも思えてきますよね。50人以下のイベント解禁となっても、キャパ50人のライブハウスで50人パンパンに集まったら元も子もないですよね。

 

 

「ライブなんていらない」という意見

 そんな中、Twitterを見ていたらふとこのような意見を目にしてかなり辟易としました。案の定、炎上してはいたのですけど。自分の知らない文化に対してわざわざ首を突っ込んで暴言を吐きたくなってしまうほどにさせてしまう現実を作った新型コロナウイルスはかなり罪深いですね。イライラしたり下を向きがちになってしまうこのご時世ではありますが、憎むべきはウイルスだということを肝に銘じておかなきゃならんと思っています。

 

 

「変わる」ことによって「変わらない」将来を約束する

 でも、そうは言っても「ライブはコロナの天敵」という事実は変えていかなきゃならないと思っています。他国ではライブハウス解禁直後にクラスタが発生したという例もありますし、そんな中でコロナ終息を待ち続けていてはもたないでしょう。何かいい策はないものか……それを考えるのは私たちではないのかもしれませんが、それでも何かできないかと考えてしまいます。

 

 天敵コロナを克服することによって、未来の元通りになったライブを保証する……変わることを求め続けることによって、将来の約束された元の世界を獲得できる、そうカッコつけて考えたいです。

 

 最近は余力のあるところだと無料でライブ配信とかもありますが、それを当然と思うことなく、支援できるところにしっかりと恩返しをしていきたいですね。

 

 

技術は逆境にこそ進歩する

 現在YAMAHAが開発しているNETDUETTO及びSYNCROOMというオンラインセッションサービスもあって、かなりタイミングのいい新技術だなと思いました。まだ試してないんですがちょっと面白そうなので今度やってみようと思います。動作環境が対応しているか危ういですが……。

 

 あとは、一般家庭にはまだ普及しているとは言い難いですが、VRを使ってのライブも期待したいですね。まぁでもスマホがあれば入れ物買えばできるので、個人的にはかなり期待。スマホVRゴーグル持ってますけど没入感半端ないですよ。

 

 

未来は僕等の手の中

 脳裏にあるライブの記憶がまたはびこる世界を迎えるために、すること、しなければならないこと、しておくべきこと、考えようと今一度思いました。ブルーハーツのあるタイトルを添えて。