こんにちは。
ギターを弾くのは好きだけど、いつまでたっても下手の横好きを脱出できないから、つい趣味は音楽“鑑賞”ですってつい言ってしまうヘキサです。
いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。
ヘキサはこの記事を執筆する1年ほど前までは、初心者用セットについてるギターアンプしか持っていませんでした。
しかし、それではギターの魅力の大きな部分が感じられないのかと思い、1年ほど前に思い切ってKATANA-AIRを買いました。
そしたら、個人的にはギターの使い方や生活の一部としてのギターの空間や立ち位置が大きく変化して、すごくいい状態になりました。
そこで、みなさんがギターアンプを買う際の何か少しでも参考になればと思い、今回の記事を書きます。
ぜひ、この記事を読んで、別の記事や別のアンプとも比較していただいて、あなたのギターに合う最高のギターアンプが見つかることを心より祈っています。
結論〜KATANA-Airが最強な理由〜
- ワイヤレスはめちゃくちゃ手軽!
- エフェクトが充実している
- Bluetoothスピーカーとしても使える
- ワイヤレスアンプとしてはリーズナブルな値段
基本情報
以下の情報はアマゾンやサウンドハウスなどでKATANA-AIR掲載ページにまとめてある情報を抜粋したものです。興味のない方はしばらくスクロールしてください。
■特徴
・BOSSの独自技術により、超低レイテンシーで高音質のギター・サウンドを再生する完全ワイヤレス・ギター・アンプ
・あらゆる形状のギターに取り付けができ、アンプ本体のドックで充電可能なカスタム・ワイヤレス・トランスミッター
・トランスミッターは1回の充電で最大12時間の連続使用が可能で、一定時間演奏しないと自動的にスタンバイ状態になる省電力設計
・トランスミッターのセンサーが振動を感知するとスタンバイ状態から即座にワイヤレス接続を再開
・KATANAシリーズ上位機種と同じ表現力の高いプレミアム・サウンドと、5種類のアンプ・タイプ、50種類以上のBOSSエフェクトを搭載
・アンプとエフェクトの設定を6つまで保存可能な本体メモリー機能
・上質なオーディオ再生も可能にした、最大30W出力のパワフルなステレオ・スピーカー・システム
・iOS/Android対応の専用アプリBOSS TONE STUDIOをBluetooth接続し、手元で音色設定が可能
・Bluetooth接続により、スマートフォンやタブレットからストリーミング再生した音楽に合わせて演奏することが可能
・ACアダプター(付属)/単3乾電池×8本(別売)の2電源方式を採用 ※
・AUX IN、ヘッドホン/REC OUT端子も装備
※KATANA-AIRは、電池使用時に最大出力20W、ACアダプター使用時に最大出力30Wとなります
■定格出力
30W(15W+15W)(ACアダプター使用時)
20W(10W+10W)(アルカリ乾電池使用時)
■スピーカー
7.5cm(3インチ)×2
■接続端子
INPUT端子: 標準タイプ
AUX IN端子: ステレオ・ミニ・タイプ
PHONES/REC OUT端子: ステレオ・ミニ・タイプ
TRANSMITTER IN端子: ステレオ標準タイプ
USB端子: USB Bタイプ
DC IN端子
■電源
ACアダプター(DC13V)※付属
アルカリ電池(単3形)×8
充電式ニッケル水素電池(単3形)×8
■消費電力
680mA
■連続使用時の電池の寿命
アルカリ電池:約7時間
充電式ニッケル水素電池:約10時間(容量2500mAh使用時)
※電池容量や使用状態によって異なります。
■付属品
取扱説明書、安全上のご注意チラシ、トランスミッター、ACアダプター(電源コード付き)、2P-3P変換器、保証書、ユーザー登録カード
■外形寸法 / 質量
幅 (W) 350 mm
奥行き (D) 144 mm
高さ (H) 181 mm
質量(電池を除く) 2.2kg
■対応していないギター
※以下のギターには対応しておりません。
● 下記のタイプの機器では、仕様が制限されます。・OUTPUT 端子がステレオ標準タイプ(TRS 標準タイプ)の機器
※ L 側(Tip 側)の信号のみ出力されます。
● 下記のタイプのギターには対応しておりません。・取り付けジャック部分に、トランスミッターを取り付けるための空間(直径 18.5mm、深さ 5mm の円柱状の空間)が確保できないギター
・電気的な配線仕様が特殊なギター
- 一部のアクティブ・ピックアップ搭載ギター(※1)
- YAMAHA サイレント・ギター(※2)
(※1)ギターのアクティブ回路で、一般的な TRS ジャック出力の配線方法は、Tip=オーディオ、Sleeve=グラウンド、Ring がバッテリー・グラウンド用です。稀にこの Ring と Sleeve が逆に配線されているギターがあり、その場合は、ギターのアクティブ回路が正しく動作しません。
(※2)電気的な配線仕様のため動作しません。
サウンドハウスより引用。
KATANA-AIRを使ってみて
届いたとき
ヘキサの家に届いたとき。こんな箱に入ってきました。
箱を開けたらこんな感じで、これと保証書と取扱説明書が入ってます。
中に入っている現物のKATANA-AIRはこんな感じ。もちろん、写真を載せてはいませんが、充電コードも入っています。安心してください。
家で使ってみた
メリット
・家で練習するのにめちゃくちゃ便利ってか楽!
・ギターにトランスミッターがついていれば思い立った時にすぐに起動できるのは魅力。
本当に思い立ったときにすぐ弾けるので、エフェクトがかかっているのに、アコースティックギターと同じ感覚ですぐに弾けるというのが何よりもいいところであり、面倒くさがりのヘキサが現在使っている最大の理由ですね。シールドをギターとエフェクターに繋がなくていいというのが便利すぎて。
・トランスミッターが充電中でも、普通にシールドを刺して使うこともできる。
・ギターを持ったら起動するし、置いておけば(30秒ギターが振動しなかったら)スタンバイ状態になるので、電源のオンオフという動作が少なくなりました。
演奏中にスタンバイになることは全くない。すごい!
・5つのチャネル(ACOUSTIC{ギターを鳴らしたそのままの音}、CLEAN{軽いエフェクトがかかっている}、CRUNCH{ちょっと歪みがかかっている}、LEAD{結構歪みがかかっているイメージ通りのエレキギターっぽい音}、 BROWN{歪みがめちゃくちゃかかる音})から音が選べます。
・チャネルと掛け合わせるエフェクトがものすごく充実しています!
BOOSTER(DISTORTIONなど合計9種類)、MOD(FLANGERやOCTAVEなど合計9種類)、DELAY(DIGITALなど合計6種類)、FX(VIBRATOやCHORUSなど合計9種類、外国為替取引じゃないよ!)、REVERB(ROOM、HALLなど合計5種類)から選んで音を変えることができます。
BOOSTERとMODはセット、DELAYとFXはセットになってつまみを共有しているため、そのセットは同時に掛け合わせることができないので、そこは注意点です。
しかし、それを加味しても19(BOOSTERとMODの18種類のエフェクトと何もかけない状態の1通り)×16(DELAYとFXの15種類のエフェクトと何もかけない状態の1通り)×6(REVERBの5種類のエフェクトと何もかけない状態の1通り)で合計1824通りのエフェクトをかけることができます!
それにチャネルが5つありますから合わせると合計9120通りの音の変化があるとも言えますね。
さらに、それぞれのエフェクトをかける度合いはつまみによってどの程度かけるのかを調節でき、エフェクターの中にアンプを挟む位置も選べるので、まさしく無限通りの音の組み合わせがあるアンプだと言えますね。
・Bluetoothスピーカーとして使えて音楽鑑賞にもギター練習のためにも便利!
・音の遅延は全く気にならない!(人間の耳には認識できないほどほんの少しの遅延があるらしいという補足。だから、“体感的には全く遅延はない”のだが、遅延がないと書くのは嘘であると思ってこういう表現になった。)
・音量も結構大きい音が出る(30W)、小さい音でも大きい音でも安定していい音が鳴ると思います。
家庭用の練習用アンプとしても、多少の人だかりに聞かせるためのアンプとしてもいい音で聴かせられるという用途の幅の広さがいいですね。
・オーディオインターフェースとして使えます(Macは無理)。
Windowsの方はBOSSのサイトからダウンロードすると、USB接続ができます。
BOSS - Support - KATANA-AIR - アップデーター&ドライバー
ちなみにヘキサはMacユーザーです。PCに繋げませんでした。悲しい。(小声)
・外部エフェクターを使うことができる(非推奨)
本来はKATANA-AIRでエフェクトをかけることが想定されているので、BOSSの方では推奨されていませんが、一応外部のエフェクターをつなぐことで音色を変えることができます。
(床が汚いのは許して)
KATANA-AIRとヘキサの持っているエフェクターをつないでみました。ギターとエフェクターをシールドにつなぎ、エフェクターのアウトプット部分にKATANA-AIRのトランスミッターをつなぐことでつなげます。
しかし、この場合はギターにはシールドがついているし、配線がややこしくなったので、これはワイヤレスなのか?となってしまいましたね。
ヘキサの場合はエフェクターがちゃんと起動したので、KATANA-AIRと合わせて2重にエフェクトがかかります。ヘキサは使い道が見出せませんでしたが。
・個人的に音質は好き♡(好みが分かれるらしい)
デメリット
・電池の持ちが悪いので、意外とバッテリーの充電が必要かも
・Bluetoothイヤホンは接続できないので、イヤホン・ヘッドホンから音が聴きたい場合は有線接続になってしまいます。
(完全無線って言うならそこも無線対応して欲しかった)
・デカくて重い。
家庭用としては置くのには許せるサイズだけど、持ち運びは少し不便
・シールドとトランスミッターで同時に2台のギターを鳴らすことはできない。あくまでギターの接続は1台まで。
・ベースにはエフェクトがかからない。正確にいうと、ベースをつないで、Acousticというチャネル(エフェクトを全くかけないチャネル)では問題なく使えます。しかし、エフェクトをかける周波数がギターのみに対応しているため、歪みやディレイなどのエフェクトをかけることはできないですね。
・外部ペダルがないので、音をパッと切り替える必要があるシーンでは使うのは難しいです(音を6種類までは登録しておけるので、それで手でスイッチを押して切り替えることはできるが、手を使う必要があるのは残念)
・ちょっとデザインはダサめ?(慣れれば問題ないし、個人の好みによる)
・電源ボタンや各種スイッチは小さめで少し扱いにくいかも(もう慣れたので何も思わない)
・ワイヤレスだからこそ、お値段が高め。
スマホアプリの使い勝手
次に気になるのはKATANA-AIRのワイヤレスをより実現したスマホアプリの使い勝手ですよね。スマホからBluetoothで接続できるとはいうものの、使い勝手はどうなのでしょうか?
メリット
・アプリでつまみを調節できる機能は便利
・具体的数値や図で見られるので、音の再現性が高い
・チューニングもこの通り!
・スマホアプリと本体のつまみでは、最後に触ったものの数値が反映されるので、スマホアプリと本体のつまみの二刀流をしても問題ない
デメリット
・いちいち接続しなきゃいけないのは手間
これは完全に見落としポイントでした。アプリを立ち上げたらすぐにつまみがいじれると思っていたのですが、そうではなく、KATANA-AIRに電源が入るたびに、いちいちBluetoothの接続をスマホ画面で設定してからではないとできない状態です。
これはふざけたロスタイムですねぇ〜(CV:松木安太郎)
外の会場で使ってみた
メリット
ワイヤレスの電池使用で20W、コンセントを使用すると30Wまでの大きな音が出るので、少しくらいの人だかりであれば充分聴こえる大きさです。
デメリット
電池でも充分パワーはあるが、もう少しパワーを足すためにコンセントを使う場合があります。コンセントが近くにある時はコンセントに刺す方がオススメですが、場所を考えなくてはならないですね。
YAMAHA THR10との比較
似たような価格帯で似たような性能があるアンプとしては、超有名なYAMAHAの名作アンプであるYAMAHA THR10が挙げられると思います。
ヘキサも最後の最後までどっちにしようかずーっと迷っていました。昨年このアンプを購入する直前は、楽器屋さんの店員さんに伺ったり、実際に試奏したりしてみて、めっちゃ比べていました。
KATANA-AIRの方が良い点
・ワイヤレス
→シールドにとらわれないで立ち歩いたり座ったり回転したりと動きに対応できる。また、スマホともBluetooth接続で音色の編集ができるのも手軽。スマホの音楽もBluetoothで流せる。
・準備・片付けが手軽
・出力が最大30W
YAMAHA THR10の方が良い点
・値段は安い(3万円ちょいで買えるから、ほぼ1万円差がある。でかい)
・品質は高め
・デザインがカッコいい
・多くの人がオススメしてる(楽器店の店員さんもオススメしていた)
・Cubace AIという音楽編集ソフトが付いてくる
・ベースにも対応している(KATANA-AIRはベースにエフェクトがかからないが、YAMAHA THR10はベースにもエフェクトがかかる)
値段とコストパフォーマンス
KATANA-AIRの値段は40000円(税抜き)です。
4万円というのは、確かに少し手が届きにくいというか、すぐに決断できる金額ではないですよね。
ヘキサも買って良いものなのかと、1ヶ月くらい迷いました。
しかし、それは買った後には必要な悩みではなかったと思いました。
例えば、家庭用アンプはギターの上達には欠かせないですよね。たくさんのエフェクターが内蔵されたアンプは、音作りにも使えるし、ギターを弾いている雰囲気を作り出すことができます。
ギタープレイヤーの最大の醍醐味は音作りですから。
(気分は一流ギタリスト)
音作りが捗るということは、その分たくさんギターに触れることになるので、メキメキ上達していきます。
ヘキサもKATANA-AIRを買ってから、手軽にギターと繋ぐことができて、とても簡単に使うことができています。
通常のエフェクターでは、シールドを繋いだり、エフェクターとの組み合わせを考えたりと、ギターを弾く前にすでに準備で3分くらいはかかるものです。
それがこのKATANA-AIRだと以下の映像にもある通り、早ければものの10秒、通常でも思い立ってから1分以内でギターを手に取ることができています。
つまり、ギターを手にとれば取るだけ、あなたの大事な2分間をギターを触る時間に変えることができているということですね。
つまり、1週間に1回練習するだけでも、1年間使えば通常のアンプよりも108分多くギターを弾けるわけです。
それは上達するわけだ。
この上達分は、ギターレッスンに通うのであれば、1時間6000円くらいしますよね。ギターレッスンに通うのも時間もかかるし手間もかかります。このKATANA-AIRであれば、開いた時間でレッスンに通うくらいの時間を捻出できますし、より自分で触ることができるので、レッスンと同じくらいの価値はあると思います。
ということは、実質レッスン代みたいなものだし、タダみたいなものでは?
先ほども登場した競合相手になるのがYAMAHA THR10なのですが、YAMAHA THR10は32000円(税抜き)とおよそ8000円の差があります。しかし、新しく発売されたYAMAHA THR10Ⅱはワイヤレス対応のものにすると48000円(税抜き)と、KATANA-AIRに比べて8000円以上高いです。
同じワイヤレスの商品であれば、KATANA Airはより安い値段で、家庭用ワイヤレスを実現できます。
おわりに
今回は、KATANA-AIRについて紹介してきました。
やっぱりヘキサの決め手はワイヤレスです。
家庭用アンプにワイヤレスがいるか?という話はよく聞きますが、このワイヤレスの便利さに慣れると、他のアンプがまどろっこしく感じてしまうほど、堕落したギター生活を送ることができます。
これぞまさしく人をダメにするギターアンプと言えるでしょう。
そして、ワイヤレスは何もギターとアンプをつなぐだけではありません。電池駆動可能である点や、スマホからBluetoothでつなぐことで音楽をかけられる点、スマホから音色をいじれる点など、ギターアンプとして本来は存在していたはずの多くのコード類から解放されます。この解放感は他のギターアンプとは圧倒的に異なる点です。
特に、近年のiPhoneシリーズはイヤホンジャックが廃止され、従来主流であった家庭用アンプではイヤホンジャックにコードを刺さないと音楽が流せないため、新型のiPhoneにすると充電用端子にイヤホンジャックの変換プラグを差し込んで、それにイヤホンジャック用のコードをつなぐという手間が発生し、そこが余計に煩わしいものです。
しかし、Bluetoothに対応しているので、ケーブルを用意する必要はなく、スマホはアンプの上ではなく、自分の膝の上やポケットの中に置くことができるようになるというのも画期的です。
そして、もちろん人前で演奏するときもアンプからギターまでの配線を考える必要がなく、家で練習するときもコードやシールドがある煩わしさを解消できます。本当に、様々なシチュエーションで活躍する、すごいアンプだと思います。
ちなみに、一応ワイヤレスだけだったらワイヤレスギターシステムだけを買うこともできます。
アンプを買い換える必要のない方はこれを買うって手がありますね。
ワイヤレスアンプ市場はまだまだ発展途上であり、デメリットとして挙げましたが課題もまだまだたくさんあります。
今後はより良いワイヤレスアンプが登場することも見込まれますので、ぜひ吟味して、あなたが良いアンプを手に入れることができますように祈っています。またそれに少しでも役に立てたなら幸いです。
KATANA-AIR仲間随時募集中!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
(ヘキサ)
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