音楽用に名刺を作りました。
といってもお試しですが。
こんにちは、テトです。音楽活動としてはテトとは別の名義でやってますが特に隠したいわけでもないのでモザイクもかけずに載せちゃいます。
この前ちょっぴりグライムという音楽ジャンルを紹介した時に何も言わずにこの名義の曲を載せました。せこいですね。
趣味でも名刺を作っておいたほうがいい?
別に音楽系の職につくわけではないのであえてこのタイミングで作る理由はなかったのですが、なぜか唐突に作りたくなったので作ってみました。今まで、学生でありながら趣味でバンドやDJ等の活動を行い、ライブハウスやクラブで色々な方と交流する機会があり、名刺を頂くことも度々ありました。その度に、名刺を持っていれば交換などできたかもなあと思いつつ、「学生、しかも趣味身分の者が名刺など持っていたら生意気に思われるかも…」などと考えてしまいなかなか作ろうとは思えませんでした。
しかし、某有名DTMブロガーの方が「学生でもいいから名刺を作ろう!」という旨の記事を書いておられ、なんだか今まで勿体ないことをしていたかなあと後悔しつつ、やっと名刺を作ることに決めました。
その記事にも書いてありますが、ライブハウスやクラブだと大音量で音楽が流れていたりと、その場で話すことはなかなか難しいです。私のように口下手な人ならなおさら、その場では名刺を渡して別れた後日交流を続ける方が人脈が広がりやすいのではないかと思いました。知らんけど。
まあ、趣味でやっているだけなので人脈うんぬんはあまりガツガツと考えてはいないんですけど、名刺を作るだけで自分の曲を聴いてくれる人が少しでも増えるのであれば作っておいて損はないんじゃないでしょうか。
自分で印刷・生産することの意義
さて、名刺を作るにあたって2種類の方法があると思います。
- 名刺用紙を購入し家庭のプリンターで印刷
- 名刺やさんに発注
私は今回1の方法を取りました。そして、予め記しておきますがコスパを求めるなら断然2の方法を取ることをおすすめします。
自宅に業務用のプリンターを持っているならまだしも、家庭用のプリンターでは完成度も劣るし、印刷し損じも少なからず出ます。インク代のことも考えなくてはなりません。つまり、「〇〇円で〇〇枚買えるから1枚あたり〇円!お得!」と考えるのは避けた方がいいということです。
いくら用意周到にしても慣れないことをやる時点で失敗は必ずあります。私も今回10枚あるうちの3枚を試行錯誤によって無駄にしました。印刷やさんに頼めば、もし万が一むこうで印刷し損じが出たとしてもそれがそのまま送られてくることにはなりませんよね。すべてA級のものに揃えて送られてくると思います。餅は餅屋、ってやつですね。
では、私はなぜあえて自宅で印刷しようと思ったのか。自家製印刷のメリットとは?
それは、「お試し」だというところに意味があります。端的に言ってしまうと、自宅で印刷する方が試行錯誤ができるということです。
今回私は名刺作成のために新しくロゴを作り、また名刺のデザインデータも作りました。でも、それが名刺になるとどのような感じになるのか、形にしてみないとわからないですよね。
「格好よくなると思っていたけど、作ってみたら案外そうでもなかった…」「色合いが思っていたのと違った…」などなど、形にしてみないとわからない部分は多々あります。しかし、業者さんに頼むとなると、最低でも100枚は頼まないといけないので、なかなか試行錯誤ができません。自家製だと、自分の納得いくまで印刷してはやり直しを繰り返すことができるので、デザインデータの完成度を突き詰めることができます。
今では名刺やさんにデザイン作成すらも頼むことができるので、ただ単に名刺を作りたいだけであればそういうサービスを使った方が安心です。ただ、私は凝り性というか、自分でデザインしたり作ってしまうのが好きなので、デザインを学んだりしていない人がオリジナルデザインで作る際にはそういう工程が必要になってきます。
なので、私が名刺用紙に支払った500円は名刺作成代というよりは授業料といった感じに近いです。自分で名刺作って遊んでみた、みたいな感覚ですね。
作成工程
今回私が使った名刺用紙はこちらです。
エーワン マルチカード 名刺用紙 両面 クリアエッジ 厚口 フチまで印刷 100枚分 51677
- 出版社/メーカー: エーワン(A-one)
- 発売日: 2011/06/20
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログを見る
適当にAmazonで検索してベストセラーと表示されていたものを買いました。
このクリアエッジとかいうのがよくわかりませんでしたが、少なくとも光沢紙ではないことに購入した後気づきました。名刺のデザインが背景塗りつぶしなので、光沢紙のほうがよかったかな~と思います。こういうのも授業料と思って割り切るしかないですね。
印刷するとこんな感じになります。
パッケージでも案内されてますが、「ラベル屋さん.com」というサイトで商品に合ったレイアウトで印刷できます。
EPSONのプリンターで印刷しましたが、用紙種類は「フォトマット紙」か「スーパーファイン紙」がいいと思います。
Amazonのレビューを見てみると「ラベル屋さんで印刷するとズレた。結果、1枚単価が云々」みたいなことで低評価をしている人が一定数いますが、使い方が間違っているとは言えませんがなんかズレてる気がします。ただ、ラベル屋さんのサイトの方で上下左右余裕をもった(枠からはみ出させた)配置をしたら結果出来上がったのはギリギリだったので多分そういうことだと思います。公式のサイトとはいえフチまで印刷するなら多少余裕を持った方がいいと思います。所詮印刷現場は素人環境なので。
出来上がり
表面はこんな感じです。なんかフチが黒っぽいですが影です。
トリコロールカラーが好きなのでこんなカラーデザインにしました。もっと鮮やかにするには光沢紙のほうがいいのではないかと思います。失敗しました。
ベースを弾いているところのシルエットを星座にして表現してみました。特に意味はありません。思い付きです。余談ですが、シルエットにすると左利きの人がこっちを向いているのか、それとも右利きの人の後ろ姿なのかわかりませんね。私はベースを弾く時左利きなので、そこがメルクマールになるかと思ってロゴに採用したのですが、思わぬ誤算でした。
最近でいうと小田和正さんのベストアルバム「あの日あの時」のジャケットを店頭で見た時「えっ」と驚いてしまいました。ポールマッカートニーがアコギ持ってる姿とそっくりだったもので。
シンプルにQRコードと、「コイツコミュ障だしなんか変なサイトに飛ばされるんじゃないか…?」と思われるのを防ぐために行き先も記してます。
最近までTwitterやLINEの登録用QRリーダーでWebサイトに飛べるのを知らなかったので、自分の中で『QRコード産廃説』がにわかに流れてたのですが全然そんなことなかったのでつけました。ごめん、QRコード。
自分の曲を聴いてもらうには
早速先日、ライブがあったので配ってみました。ほぼ身内にしか配ってないですが…
名刺として渡すとモノとして残るので、後で忘れられるということがなくなるのでいいと思います。(言ってて悲しくなった)
少なくとも、後日自作曲にアクセスしてもらえることに一定の効果があるのではないかと思います。
ライブやクラブで会った人にどうやって自分の曲の試聴まで誘導するか、というのは割と悩んでいた課題でしたが、結局こういう形が一番コスパ的にいいと思います。
「CDを無料配布」とか「中華MP3プレイヤーとmicroSDカード買って曲入れて配る」とか色々考えましたが、CDは家に帰ってPCに入れて取り込んで聴くなど現代ではアクセスに手間がかかり、MP3プレイヤーはどうしても単価がかかってしまいます。スマートフォンが普及している現代において、やはり「名刺にQRコードをつけて読み込んでもらう」が一番コスパもよく賢い選択かと思います。
行き先のプレイリストに色々な曲を入れておけば、「こんな曲も作ってるんだ」と思ってもらえるので様々な話に繋がります。私の場合ロックやグライムなど色々なジャンルの曲を作っているので分け隔てなくそこへ突っ込んでいます。
よくアーティストがメジャーデビューして1stアルバムを出す時に「名刺代わりの1枚となっております!!」と言っていますが、さもそれを裏返した感じのように(笑)、自作曲プレイリストを名刺にして渡すということをこれからもおこなっていこうかと思います。