どうも、ペンタです。
ここ最近、個人的に3度目くらいのケルト音楽ブームがやってきております。
ケルト音楽って、意識して聴いたことがなくても聴けば気に入るっていう人がかなり多いと思うんです。
曲の雰囲気がFFとかのゲーム音楽っぽい感じがあるからでしょうか。
ということで、今回はケルト音楽の紹介とおすすめのバンドをお届けします!
ケルト音楽とは
ケルト音楽というものがどんなものなのかご存じない方もいると思うので簡単に紹介します。
とはいうものの、ケルト音楽とは何かということは明確な定義がされている訳ではありません。
ざっくり言ってしまうと、アイルランドやスコットランドなどのケルト地域で伝統的に演奏されている音楽のジャンル、及びそれらの形式を踏襲した音楽という感じでしょうか。
アイリッシュ音楽とケルト音楽は細かい点で同義ではないみたいですが、僕もそのへんはよく理解していないので、この記事においてはふわっと「ケルト音楽」としてまとめて呼んでしまうことにします。
ケルト音楽で主に使われる楽器は、アイリッシュフルート、ティンホイッスル、フィドル(ヴァイオリン)、アイリッシュパイプ、バウロン、アコースティックギターなどです。
僕が好きなのはケルト音楽の中でも割りと現代的なアレンジや編成で演奏されているものなので、正直なところ伝統的な楽器についてはあまりわからないです。
ケルト音楽はこんな感じの音楽だ、というのをお伝えするために、おそらく世界で1,2を争うくらい有名なケルト音楽の代表曲「Blarney Pilgrim」を貼っておきます。
この曲は映画「タイタニック」でも使用された曲なので、聴いたことがある方もいるのではないでしょうか。
この曲を聴いて良いな、と思った方はこれから紹介するバンドも気に入ると思いますよ!
おすすめのバンド5選
Leahy
まず紹介するのは、カナダのLeahyというバンドです。
11人からなる大所帯なバンドなのですが、現在はそのうちの8人で活動しているようです。
バンドのメンバー全員が兄妹だということを知ったときは非常に驚きました。
1980年代から、30年近く活動を続けている大御所バンドですね。
楽器の編成はフィドル(複数名)、ギター、ベース、ドラム、ピアノという感じです。
たまにタップダンスをリズム楽器のような扱いで取り入れている曲もあります。
そのタップダンスもメンバーがやっているというのがすごいですね。多才というか器用というか…。
フィドルの美しい旋律とそれに寄り添うピアノの伴奏をメインに置いた音楽となっていて、とても聴き心地が良いです。
Lúnasa
フィドル、フルート・ホイッスル、パイプ、ギター、ベースの奏者で構成されています。
以前はバウロン奏者を擁していたのですが、脱退してしまったようです。
このバンドは、なんといってもかっこいいです!(語彙力)
伝統的なケルト音楽にロックなどの現代的な要素を加えて昇華したような音楽性で、純粋にかっこいい音楽です。
パーカッションがいないにも関わらず、それを感じさせない圧倒的なグルーブが彼らの持ち味ではないでしょうか。
曲によってはギターリフとすら呼べるほどにギターが活躍しているのでギター好きの僕としてはとても嬉しいですね。
Kan
こちらのKanは、アイルランドの4人組ケルティックバンドです。
メンバーの写真を見ていただくと分かるのですが、全体的に明るい雰囲気のバンドですね。
僕も将来的に頭が寂しくなって来たときにこんな感じの装いが似合う大人でありたいです。
さて、個人的にこのバンドの最大の魅力は眩しさもさることながら、フルート及びホイッスルであると思っています。
初めてこのバンドの曲を聴いたとき、ティンホイッスルの旋律の美しさとその表現力に魅了されてしまいました。
Kanでフルートを吹いているBrian Finneganは、同じくケルティックバンドのFlookにも結成当初から参加しており、フルート奏者としての実力は折り紙付きの人物のようです。
フルート、フィドル、ギター、ドラムと比較的少人数な編成なのですが、しっとりと落ち着いていながらもかっこいい良質な音楽を奏でてくれるバンドです。
SHEENA
日本で良質なケルト音楽を鳴らしているのがこのSHEENAというバンドです。
9人(恐らく)編成の大所帯なバンドという点では上述のLeahyと共通する感じがありますが、音楽性はだいぶ違っています。
SHEENAの音楽の特徴は、何と言ってもお祭りのような賑やかさではないでしょうか。
「お祭り騒ぎ」という言葉がありますが、それを体現したかのような、思わず踊りだしてしまうような楽曲群です。
フィドルとフルートのメロディをバッキングのアコギが引き立てているのですが、よく聴くとベースがかなりいい味を出している曲もあります。
SHEENAの音楽と以前紹介したyuleの音楽はなかなか近いものがあると思うのですがいかがでしょうか?
個人的にこのBlarney Pilgrimが収録されているというデモCDが欲しくてしばらく探しているのですが、全く見つけることが出来ずにいます。
10年近く前に売られていて、しかも関西のバンドなので仕方ないのですが、売っているのを見かけた方はぜひご一報ください。金なら出す。
・追記
上記のデモCDですが、まさかのメルカリに出品されているところを見つけて即購入しました。
ライブ音源とはだいぶ違っておとなしめな感じでしたが、念願がかなってよかったです。
Beltaine
最後に紹介するのは、ポーランドを拠点に活動するバンドBeltaineです。
ケルト音楽を基調としながら、ロックやジャズ、さらにはインド音楽やラテン音楽など幅広いワールドミュージックまでも取り入れた音楽は実に多彩な表情を見せます。
正直、ケルト音楽としてこの記事で扱ってしまっていいのかとも一瞬考えましたが、かっこいいから問題ないという結論に至りました。
だってこの Bring to the Boilって曲かっこよすぎませんか?
アコースティックギターとフィドルを主体として、ドラムやベース、ボーカル、バンジョーにその他もろもろの多種多様な楽器が用いられています。
曲によってはかなり実験的な印象を受けるものもあり、非常に意欲的なバンドであることを感じさせます。
彼らの曲から映画音楽に近いものを感じるのは僕だけでしょうか?
余談ですが、彼らのKoncenTradというCDが欲しかったのですが売り切れてしまっていたため直接メールでコンタクトを取ったところ、既に廃盤であり再販の予定はないと言われてしまったことがあります。
以前の記事でも書きましたが、僕はCDという媒体で持っておくのが好きなので残念です。
売っているのを見かけた方はご一報ください。金なら出す(2回目)
おわりに
ケルト音楽がマイブームだからといってさほど詳しくもないのに紹介記事なんて書いてしまいましたがいかがでしたか?
日本人にとって比較的馴染みやすい音楽だと思うので、これを機に少しでもケルト音楽好きが増えればいいなと思います。
そして、あわよくば良質なケルト音楽を奏でる日本のバンドがたくさん出てきてくれればいいな、なんて考えていたりいなかったり…。
ティンホイッスルなんかは1000円台で買えるものもあるので始めてみたいのですが、意外と音量が大きいみたいで、マンション住まいの身としてはなかなか厳しいものがありますね。
近所への音漏れを気にしないで済むような住宅環境の方が羨ましい。
今回紹介した5バンド以外にもケルティックなバンドはたくさんあるので、ぜひ色々聴いてみてください(丸投げ)。
ペンタ